
ずっとこうしていたかった、あの夏のキスのように。
紫陽花が咲き始める頃、笹井絽薫のクラスにひとりの転校生がやってきた。名前は葵百彩、一目惚れをした。
嫉妬したり、キュンキュンしたり、切なくなったり、目一杯な片思いをしていた。
ある日、百彩が同じ部活に入りたいといい、思わぬところでふたりの恋が加速していく。
大会の合宿だったり、夏祭りに、誕生日会、一緒に過ごす時間が、二人の距離を縮めていく。
そんな中、絽薫は思い出せないというか、なんだかおかしな感覚があった。フラッシュバックとでも言えばいいのか、毎回、同じような光景が突然目の前に広がる。
なんだろうと、考えれば考えるほど答えが遠くなっていく。
夏の終わりも近づいてきた、ある日の夕方、絽薫と百彩が二人でコンビニで買い物をした帰り道、公園へ寄ろうと入り口を通った瞬間、またフラッシュバックが起きた。
ただいつもと違うのは、その中に百彩がいた。
高校二年の夏、たしかにあった恋模様、それは現実だったのか、夢だったのか……。
純白の心に人は何を描けるのだろう?
17歳の夏、ライムみたいな恋をした。
目次
完結 全23話
2023年03月22日 22:04 更新
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序章
- もうひとつの2023年02月04日
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第一章 きみと出逢って
- 紫陽花の咲く頃に2023年02月04日
- 青空を茜色の夕焼けに染めて2023年02月04日
- 演劇部2023年02月04日
- 32.5度の真夏日、開帳場にペンキを塗る2023年02月08日
- ライムの香りは恋の香り2023年02月05日
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第二章 きみと恋して
- 夕陽と向日葵と並んで2023年02月06日
- 星空とアイスクリーム2023年02月07日
- 夏祭り2023年02月08日
- 8月24日、彼女の誕生日に2023年02月08日
- ぼくと子ネコ2023年02月08日
- 暑さは続く、恋は続く2023年02月08日
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第三章 心の音色、彩る季節
- みずみずしい梅雨の晴れ間に2023年02月08日
- 初恋フルーツポンチ2023年02月08日
- 明日の恋2023年02月08日
- 365日、ずっと一緒にいたかった2023年02月09日
- モアと百彩、サヨナラと涙2023年02月09日
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第四章 ずっとこうしていたかった、あの夏のキスのように。
- きみを思う、ありふれた朝に2023年02月09日
- 忘れゆく日々の中で2023年02月11日
- 「笹井絽薫」2023年02月11日
- 春の匂いと3秒のロケット2023年02月13日
- ずっとこうしていたかった、あの夏のキスのように。2023年03月22日
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終章
- moRe. 天使といた夏2023年02月14日
登場人物
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小説情報
ずっとこうしていたかった、あの夏のキスのように。
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 23話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 恋愛・ラブコメ
- タグ
- 青春, 夏, ねこ, ローファンタジー, 高校生, 天使
- 総文字数
- 141,255文字
- 公開日
- 2023年02月04日 08:05
- 最終更新日
- 2023年03月22日 22:04
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