俺、人間生き残り代表になりました!
俺にとっては最高のシチュエーションだぁぁぁぁ!
この女の子二人を攻略してなおかつ俺も生き残るこれがこのゲームの最低条件だ。
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恋愛シュミレーションゲームが好きな男子高校生がある日突然全く知らない荒廃した世界にやってきた。目の前ではケモ耳少女とゴスロリ幼女が戦っている。
この世界には三つの種族が存在していた。獣族は戦闘を得意としていて一番生き残りの可能性が高いとされたいた。それを覆すように一人の魔族の少女が現れる。
そしてもう一つが三種族の中で一番弱く脆い生き物、なんの力も持たない人間である。彼らはこの戦争が始まってすぐに滅ぼされてしまった、はずだった……
神の気まぐれかそこへゲームおたくの男子高校生が飛ばされてきた。それにより勢力図は大きく変化する。
ふと、彼は考えた。なぜこの彼女たちは戦っているのか、目的は……
この戦争の意味はなんだ
目次
連載中 全1話
2017年09月06日 09:27 更新
登場人物
私は、クラルテよ。フランス語で光や輝きという意味なの。
女の子に歳を聞くのは無粋じゃないかしら、まぁでもいいわ。
これでも私まだ12歳なの。
魔族、魔術師の家系のことよ。その種族の生き残りであり、唯一の戦士よ。
もちろんだけど、魔法系の攻撃が得意よ。だから肉弾戦はあまり得意ではないわ。だって私まだ12歳の子供だもの。
でも生き物を殺すのは大好きよ。鮮血が飛び散る瞬間は何事にも変えられない快感を感じるわ。もちろん生き物の中に人も含まれるからね。
私の名は彩夜(さや)、獣族の数少ない生き残りで長でもあり戦士でもある。
我々の種族は少数ながらも生き残りがいてな、敵である魔女に見つからないようにひっそりと暮らしている。
私たちは普通の人間とは成長の速度が違ってな、まぁ簡単に言えばお前たちよりも長生きしているのは確かだ。だがあまり体に触ってくれるな、特に耳や尻尾は厳禁だ。
私は弓矢のを主とした遠距離攻撃が得意だ。矢が雨のように無数に降り注ぐ奥義を受けて生き残った者はいない。接近戦もできなくはないが、父上の形見である刀をあまり抜きたくはない。無情に罪もない命が散っていくのは心が痛む。
あまりしゃべることは得意ではない、あと無駄なことが嫌いだ。よく笑顔が可愛いと子供たちに言われるが、私は常に冷静でいることを心掛けている、戦場に笑顔はいらない。
主人公、ごく普通のおたく系男子高校生。何の力もないが女の攻略することは誰にも負けない特技だ。
「俺に落とせない女の子はいない!」
目の前にケモ耳少女とゴスロリ幼女が戦っているだと……一言で言って最高です。
え?俺人間の最後の生き残りなの??まじで?
てなわけで俺、人間生き残り代表になりました!
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