弑逆の悪~真説大寧寺の変~

作者 市杵紗江

[歴史]

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戦国時代、西国の大大名・大内義隆は男色趣味の度が過ぎた人物として有名。その寵臣・陶隆房はかつての己と同じく、義隆の寵愛を受ける少年・千寿と密かに思いを寄せ合っていた。幼い思い人は隆房に、「殺しちゃおうよ」という恐ろしい言葉を囁く。二人の逢瀬に邪魔である主の義隆を葬り去ろうというのだ。愛しい少年の頼みをきいてやりたいと思いつつ、弑逆の大罪を犯すことに躊躇う隆房。千寿は大切な隆房のため、己の命と引換えに、幼い稚児姿を美しく咲き誇る桜の木の下に永久に留め置くことを決意する。そして、年に一度、桜の花が満開の季節にだけ、愛しい人の前に姿を見せると、「あの男を殺して、己の仇を取って欲しい」という約定を果たすように言い残すのであった……。
歴史に名高い「大寧寺の変」の発端がこんなものであったとは……しかし、史書に現れない歴史の裏側で、名もなき人が果たした役割というのはまた、我々にははかりがたいことでありまして。これはわたくしなりの解釈であり、勿論史実とは無関係であります。

※この作品は以前他サイトで公開していたものです。当サイトではアシェラ様(ID: ashikabi)の『電子文芸雑文貯蔵庫』https://novel.daysneo.com/works/630d5c934b4d581f7f8d6ce8218c2abc.htmlに載せて頂いておりましたが、今回先のサイトを撤退したため、お許しを頂いた上で、自らのアカウントに移籍しました。ご快諾下さったアシェラ様に、この場を借りて心よりお礼申し上げます※
※なお、物語は一応完結しておりますが、こんなものでは到底満足できません。これは、己の全てを注ぎ込むべき作品と思っておりますので、納得がいくまで改稿を続けます。ゆえに、気が済むまで「連載中」と致します。あるいは、永久に完結しないかもしれません※
※千寿のみならず、かくなる作者も陶様と己が産み出した千寿という少年に全てを捧げました。生涯かけてこの二人を愛するつもりです。よってリアルの恋人はいません。他のいかなる駄文にもすべてこの二人が出ています。これがお気に召さぬ方にもそれらならば読める可能性がなくはないかと。でも、すべての帰結点はここなのだ、そう思っています。これが完結したら、私はその任務を終えて、この世から消えるでしょう※
※素敵な表紙絵はロン様に描いて頂きました※

登場人物

陶隆房(すえたかふさ)

五郎、尾張守。大内家臣。家中一の名門・陶家の当主。周防守護代。若山城主。主君・義隆の寵臣にして、軍事部門の最高責任者。公家趣味に耽溺し、国政を顧みなくなった主を大寧寺にて討ち果たし、お家の再建をはかろうと志すも、厳島の戦いで毛利元就に敗死した。


※アイコンはロン様※

千寿(せんじゅ)

大内義隆の寵童。異母兄は大内家臣であり、隆房の従兄。ゆえに、幼い頃に隆房と知り合い、その容姿端麗なる様に憧れ、慕っていた。主の御前に上がった後も、隆房との忍び合いを続けていたが、実るあてのない思いを儚み自死の道を選ぶ。自らの命と引き換えに、永遠の若さと変わることない愛らしい稚児姿をこの世に留め、この世のものざる身となって後も隆房との逢瀬を続けた。


※アイコンはロン様※

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小説情報

弑逆の悪~真説大寧寺の変~

市杵紗江  harukata_35

執筆状況
連載中
エピソード
19話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
陶隆房, 大内義隆, 大寧寺の変, 厳島の戦い, 大内家, 妖(あやかし), 戦国時代, 謀叛, 毛利家, 永遠の愛
総文字数
34,086文字
公開日
2019年08月18日 13:31
最終更新日
2019年09月05日 05:54
ファンレター数
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