[Original]~Love and Hope~ Vol.3

作者 桧山トキ

[ファンタジー]

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[オリヂナル]はセントブロード孤児院を出発し、広大なサバンナのクィン島、極寒の吹雪に曝されるフィロ島へと向かう。フィードの追跡を逃れつつ旅を楽しむ中、ある事件をきっかけに、彼との関係性が大きく変化する。果たして、ラウロはフィードを『癒して救う』ことが出来るのか。また、ナタルは父親に復讐してしまうのか。数々の思惑が渦巻き、舞台はフィナーレへと加速する。

※内容の一部にR15相当の暴力・性的表現が含まれます。
※登場人物のアイコンは『CHARAT MAE(https://charat.me/front/)』で作成した画像を一部加工・加筆しております。

Vol.1:https://novel.daysneo.com/works/978c801a12308ded12aeccd1b2da6dea.html
Vol.2:https://novel.daysneo.com/works/fb501537735725eb2b64aaf7626f1374.html

登場人物

【ノレイン・バックランド】

 男、35歳。[オリヂナル]団長。SB第1期生。

 焦げ茶色の癖っ毛に丸まった口髭が印象的。髪が薄いことを気にしている。

 喜怒哀楽が激しくおっちょこちょい。趣味は手品と文章を書くこと。

 作家としてカームマインド出版社に寄稿している。愛称は『ルイン』。

 [潜在能力]は『他の生物の[潜在能力]を目覚めさせる』こと。

【メイラ・バックランド】
 女、32歳。ノレインの妻。SB第3期生。
 カールがかかったオレンジ色の髪をポニーテールにしている。
 お転婆で気が強い。怒ると多彩な格闘技を繰り出す。趣味は写真撮影。
 写真家としてカームマインド出版社に再就職した。口癖は「まぁ何とかなるでしょ」。
 [オリヂナル]では火の輪潜り担当。[潜在能力]は『一時的に運動能力を高める』こと。

【デラ&ドリ・バックランド】

 男、12歳。バックランド家の双子の兄弟。

 明るい茶色の癖っ毛。無邪気で神出鬼没。

 見た目も性格も瓜二つだが、「似ている」と言われることを嫌がる。

 [オリヂナル]では助手担当。[潜在能力]は『相手の過去を読み取ること』(デラ)、『相手の脳にアクセス出来ること』(ドリ)。

【モレノ・ラガー】

 男、16歳。ミックの兄。

 真っ直ぐな栗色の短髪。

 陽気な盛り上げ役。帽子をいつも被っており、服装は派手派手しい。

 割と世間知らずな面がある。妹離れが出来ない。

 [オリヂナル]では高所担当。[潜在能力]は『一時的にバランス能力を高める』こと。

【ミック・ラガー】

 女、11歳。モレノの妹。

 ふわふわした栗色の長髪。

 引っ込み思案で無口。古びた青いペンダントを着けている。

 世話を焼きたがるモレノを疎ましく思っている。アースのことが気になっている。

 [オリヂナル]ではジャグリング担当。[潜在能力]は『相手の[潜在能力]が分かる』こと。

【アース・オレスト】

 男、10歳。

 さらさらした黒い短髪。

 実の父親から虐待を受け、『笑う』ことが出来ない。

 控えめで物静かだが、優れた行動力がある。特技は水泳。年齢の割にしっかり者。

 [オリヂナル]では水中ショー担当。[潜在能力]は『酸素がない状態でも呼吸出来る』こと。

【ラウロ・リース】
 男、25歳。元『娼夫』で、フィードに捕らわれていた。
 腰までの長さの薄茶色の髪を一纏めにしている。容姿・体型のせいで必ず女性に間違われる。
 明るく振舞うが素直になれない一面がある。優秀なツッコミ役。趣味はジョギング。
 絵師としてカームマインド出版社に寄稿している。
 [オリヂナル]では道化師担当。[潜在能力]は『治癒能力が高い』こと。

【ナタル・シーラ・リバー】
 女、19歳。RC社長の娘。本名は『ナターシャ』。
 ストレートの金髪。瞳は緑色。右耳に赤いイヤリングを着けている。
 母親を殺害した父親に復讐を誓う。勇敢で頼もしい性格。特技は武術。
 ラウロをフィードから守るため、日々鍛錬している。
 [オリヂナル]では動物のトレーナー担当。[潜在能力]は『一時的に筋力を上げられる』こと。

【スウィート】

 オスのライオン、7歳。捨て猫と一緒にメイラに拾われた。

 とても臆病で腰が低く、何故か二足歩行する。火が苦手なベジタリアン。

 [オリヂナル]では主に玉乗り担当。[潜在能力]は『全ての動物の言語を使える』こと。


【ピンキー】

 メスのオウム、9歳。体の色はショッキングピンク。

 神経質で短気。趣味はスウィートをからかうこと。

 [オリヂナル]では効果音担当。[潜在能力]は『声質を自由に変えられる』こと。

【シャープ】

 オスのブルドッグ。ナタルの従者。

 沈着冷静な性格。執事のように振舞う。

 [オリヂナル]ではナタルのパートナー担当。[潜在能力]は『分身を作る』こと。

【フラット】

 オスの猿。体の色は黄色で、種名は不明。ナタルの従者。

 怖がりでよくドジを踏む。人型の時は黄色の短髪の青年(ただし尻尾は出ている)。

 [オリヂナル]ではナタルのパートナー担当。[潜在能力]は『人の姿を取れる』こと。

【フィード・アックス】

 男、30歳。RC社長代理。『蛇』。

 青い髪をオールバックにしている。蛇のような細い目が印象的。

 冷酷な性格で無表情だが、独占欲が強く負けず嫌い。

 ラウロとナタルを連れ戻すため、[オリヂナル]を追跡している。鼻を鳴らすのが癖。

 [潜在能力]は『舌に麻痺させる成分を持つ』こと。

【ケイティ・マドレー】
 女、24歳。クィン島出身の雑誌記者。
 くすんだ緑色の髪を肩まで伸ばしている。可愛らしいデザインの帽子を好んで身に着けている。
 思い立ったら即行動に移す頼もしい性格。[オリヂナル]の公演で人生が変わった者の一人。
 バックランド夫妻とラウロを出版社にスカウトした。現在はノレインの担当編集者。
 ドアを高速でノックする癖がある。

【ギール・グリー】
 男、41歳。グリーンウルフ社の社長。『狼』。
 深緑色の短髪。大柄で強面。威圧感を常に放つ。
 傲慢な性格だが、その割に社員を大事にしている。
 フィードとは昔から面識があるようだが、互いに嫌悪している。
 座右の銘は「働かざる者食うべからず」。

【ラッシュ・シーウェイ】
 男、26歳。RC視察部員。
 黄緑色の短髪を立たせているが、身長が低くカバー出来ていない。
 誰に対しても生意気だが、小心者で臆病。おまけに運が悪く、とばっちりが多い。
 グリーンウルフ社を視察した際ギールに気に入られてしまい、出向扱いとなった。

【サリディナ・ミラード】
 女、29歳。グリーンウルフ社の専務。
 モスグリーンの長髪をきっちりまとめている。首筋にサソリのタトゥーが刻まれている。
 沈着冷静な性格。仕事には私情を挟まず厳格に対応する。

【セドック・ティール】
 男、39歳。グリーンウルフ社の副社長。
 黄土色の短髪。長身だが威圧感はない。
 非常に温和な性格。ギールとは昔からの知り合いらしい。

【ダルク】
 男、29歳。フィロ島の『狩人』で、『鷹』。
 真っ直ぐな氷色の長髪。義父の形見のサングラスをかけている。瞳は赤色。
 冷静な性格で、『狩人』であることに誇りを持つ。猟銃の名手。
 元は孤児だったが義父を『熊』に殺害され、復讐することを誓う。

【クレイ】
 男、20歳。フィロ島の『狩人』で、『虎』。
 少々癖のある氷色の短髪。瞳は黄色。
 感情がコロコロ変わり、落ち着きがない。人懐こい性格だが、狩りの時は別人のようになる。
 ダルクを本当の兄のように慕っており、彼と共に『熊』を狩ることを決心する。

【ハビータ・ジェニアン】
 女、56歳。フィロ市場の責任者。
 ウェーブのかかった氷色の短髪。瞳の色はライトグレー。
 世話焼きな性格で、出店者達に慕われている。

【ハルモ・ラスキー】
 女、年齢不詳(見た目は10代前半)。フィロ市場の名物売り子。
 さらさらした氷色の長髪。瞳は白色。見た目は少女だが胸だけは大きい。
 よくドジを踏むが、フィロ島の食材については誰よりも詳しい。

【チェスカ・ブラウニー】

 男、27歳。RC諜報部長。

 薄桃色の長髪を一本に束ねている。瞳は灰白色。灰色の額縁眼鏡をかけている。

 物腰が柔らかく、どんな相手でも丁寧に接する。

 諜報班時代のフィードの部下で、彼のことは『チーフ』と呼ぶ。

【ナト】

 女、6歳。チェスカの養子。

 チェスカに指示され、男装をしている。パステルブルーの短髪に白いキャップといった少年のような格好。

 この年の少女にしては冷静で、勉強が趣味。学力は大人にも匹敵する。

 元々孤児だったが、チェスカに拾われて以来RC諜報部で生活している。

【ガイア・オレスト】

 男、47歳。アースの父親。

 白髪混じりの黒い直毛に、大柄な体つき。目元も雰囲気も鋭く厳しい。

[政府]の国会議員だったが、高い理想を息子に求めるあまり虐待してしまう。

【シーラ・グレイス・リバー】

 女、享年45歳。ナタルの母親。

 ナタルと良く似ており、金髪に緑色の瞳。赤い円錐形のイヤリングを愛用していた。

 とても勇敢で強い意志を持つ。夫であるドルトスに殺害された。

【グレイス・アリア・ハーライト】

 女、80歳。ハーライト財閥元代表。ナタルの祖母。

 金が混ざる白髪。瞳は金色。心臓の持病が影響し、車椅子を利用している。

 行方不明だった娘と孫の安否を心配し続けていた。

【ケビン・レイモンド・ハーライト】

 男、51歳。ハーライト財閥代表。ナタルの叔父。

 白髪混じりの金髪に、瞳は青色。背が高く上品な紳士。

 グレイスの後を継ぎ、財閥の運営に当たっている。

【ヒビロ・ファインディ】

 男、36歳。SB第1期生。[世界政府]の国際犯罪捜査員。

 赤茶色の肩までの短髪。前髪は中央で分けている。飄々とした掴み所のない性格。

 長身で、同性も見惚れる端正な顔立ち。

 同性が好きな『変態』。RCの事件を追っている。

[潜在能力]は『相手に催眠術をかける』こと。

【ドルトス・リバー】

 男、49歳。RC社長。ナタルの父親でありフィードの育ての親。『烏』。

 ナタルとシーラを本社に軟禁した張本人。

 シーラを殺害し、ナタルを追うようフィードに追跡させている。

【レイ】

 男、年齢不詳。『路地裏の蝶』の常連客だった。

 赤紫色の長髪。瞳は黒く、肌は褐色に近い。

 見た目と言葉遣いが非常に独特だが、誠実な性格。

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小説情報

[Original]~Love and Hope~ Vol.3

桧山トキ  papparapaar

執筆状況
完結
エピソード
30話
種類
一般小説
ジャンル
ファンタジー
タグ
ヒューマンドラマ, BL, R15, ローファンタジー
総文字数
105,288文字
公開日
2022年03月30日 15:52
最終更新日
2023年11月17日 17:00
ファンレター数
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