トップシークレット☆桐島編 ~新米秘書はお嬢さま会長に恋をする~
大財閥〈篠沢(しのざわ)グループ〉本社・篠沢商事に勤める25歳の桐島貢(きりしまみつぐ)。
彼は秋のある夜、上司の代理で出席した会社のパーティーで、会長令嬢で高校2年生の篠沢絢乃(しのざわあやの)に一目惚れ。実は所属する部署でパワハラに悩まされていた彼は、会社を辞めようと考えていたのだが、絢乃との出会いを機に会社に残ることを決める。
その三ヶ月後、会長・篠沢源一が末期ガンでこの世を去る。
葬儀の日、未亡人の加奈子と絢乃を車で火葬場まで送迎する仕事を任された彼は、火葬場の待合室で、父の遺言により会長の後継者となった絢乃を支えるべく、秘書室へ転属する旨を彼女に伝える。
絢乃は無事、会長に就任。会長付秘書として働くことになった貢はある日の会社帰り、助手席で眠っていた絢乃に衝動的にキスをしてしまう。
これで解雇される、彼女にも嫌われる……と絶望感に苛まれる貢だったが、彼女もまた、貢に恋をしていたことが分かり、二人は晴れてカップルに。
彼女と交際するようになり、貢の心境にも変化が。銀行マンの次男として育った自分と、名家の令嬢として育った彼女との間に格差を感じるようになり、「彼女の相手として自分はふさわしいのか?」と苦悩するようになる。
そして、絢乃と出会ってちょうど1年後に彼女の同伴者として出席した大きなパーティーで、貢は青年実業家でセレブの御曹司でもある有崎昇(ありさきのぼる)から、自分の心にある不安を煽られ、完全に自信を失ってしまう。
失望した絢乃から、一度は二人の恋愛関係に引導を渡されてしまうが、兄の悠(ひさし)から怒涛のような説教を食らい、自分は父親に対しても失礼なことを考えていたのだと猛省した貢は、「僕はカッコよくも強くもないですが、こんな僕でもいいんですか?」と、ありのままの自分を絢乃に受け止めてもらうべく、彼女に電話で伝える。
めでたく彼女との関係を修復することに成功した貢は、ベタながらクリスマスイヴに彼女に指輪を贈りプロポーズ。彼女は快諾し、翌年の6月に貢が篠沢家に婿入りする形で二人はゴールインする。
この作品は、『トップシークレット☆ ~お嬢さま会長は新米秘書に初恋をささげる~』のヒーロー・桐島くんを主人公に据えた関連作品です。
目次
連載中 全33話
2022年06月04日 14:17 更新
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プロローグ
- プロローグ2022年03月11日
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第1章 恋の始まり
- 僕の運命が動いた日 ①2022年03月11日
- 僕の運命が動いた日 ②2022年03月11日
- 僕の運命が動いた日 ③2022年03月11日
- 僕の運命が動いた日 ④2022年03月11日
- 彼女が背負っていくもの ①2022年03月12日
- 彼女が背負っていくもの ②2022年03月12日
- 彼女が背負っていくもの ③2022年03月12日
- 彼女が背負っていくもの ④2022年03月12日
- ◇◇ 幕間 Part1 ◇◇2022年03月01日
- 僕がやるべきこと ①2021年12月08日
- 僕がやるべきこと ②2022年03月15日
- 僕がやるべきこと ③2022年03月15日
- 僕がやるべきこと ④2022年03月15日
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第2章 新米秘書、奮闘!
- イヴの遺言 ①2022年03月16日
- イヴの遺言 ②2022年03月16日
- イヴの遺言 ③2022年03月16日
- イヴの遺言 ④2022年03月16日
- イヴの遺言 ⑤2022年03月04日
- 総務課最後の仕事 ①2022年01月26日
- 総務課最後の仕事 ②2022年03月18日
- 総務課最後の仕事 ③2022年03月18日
- 総務課最後の仕事 ④2022年02月11日
- ◇◇ 幕間 Part2 ◇◇2022年03月22日
- 禁断の恋、始動 ①2022年02月19日
- 禁断の恋、始動 ②2022年03月23日
- 禁断の恋、始動 ③2022年03月23日
- 禁断の恋、始動 ④2022年03月23日
- 仕事と恋の狭間で ①2022年03月23日
- 仕事と恋の狭間で ②2022年03月30日
- 仕事と恋の狭間で ③2022年05月07日
- 仕事と恋の狭間で ④2022年05月16日
- 仕事と恋の狭間で ⑤2022年06月04日
登場人物
桐島貢(きりしまみつぐ)
篠沢グループ本社・篠沢商事・秘書室所属。大卒。
五月十日生まれ、二十五歳。A型。
身長一七八センチ、体重六〇キロ。
絢乃が会長に就任する際、本社総務課から秘書室に転属し、会長付秘書になった。マイカー(軽自動車→マークX)を所持している。
恋愛に関しては不器用で、現在も彼女なし。
絢乃と同じくコーヒー党。微糖を好む。スイーツ男子。
篠沢絢乃(しのざわあやの)
私立茗桜女子学院・高等部二年A組。
四月三日生まれ、十七歳。O型。
身長一五八センチ、体重四四キロ。胸はDカップ。
趣味は読書・料理。特技はスイーツ作り・英会話。好きな色は淡いピンク。
主人公。高二の一月に『篠沢グループ』の会長だった父・源一(げんいち)をガンで亡くし、父の跡を継いで会長に就任。
小学校から女子校に通っているため、初恋未経験。
大のコーヒー好き。ミルクと砂糖入りを好む。
桐島悠(きりしまひさし)
フリーター。飲食店でのバイトを三ヶ所ほど掛け持ちし、調理師免許を持つ。
六月三十日生まれ、二十九歳。B型。
身長一七六センチ、体重五八キロ。
桐島貢の兄。一人暮らしをしている弟の貢とは違い、実家住まい。高卒でフリーターになった。
貢曰く、かなりの女ったらし……らしい。兄弟仲は決して悪くない様子。
愛煙家である(銘柄はメビウス)。
篠沢加奈子(しのざわかなこ)
篠沢グループ会長代行。篠沢家当主。短大卒。
四月五日生まれ、四十三歳。O型。
身長一六〇センチ、体重四五キロ。胸はDカップ。
絢乃の母で、よき理解者。娘が学校に行っている間、代わりに会長の務めを果たしている。
亡き夫で婿養子だった源一とは、見合い結婚だったがオシドリ夫婦だった。
大の紅茶党。ストレートティーを好む。
ちなみに、結婚前は中学校の英語教諭だった。
広田妙子(ひろたたえこ)
篠沢グループ本社・篠沢商事の秘書室長。大卒、四十二歳。秘書室に異動した貢の直属の上司。
入社二十年目、秘書室勤務十年のベテラン。バリバリのキャリアウーマン。職場結婚をしたが、結婚が遅かったためにまだ子供には恵まれていない。
絢乃とは女性同士で気が合う様子。
小川夏希(おがわなつき)
篠沢グループ本社・篠沢商事の秘書室所属。会長付秘書→村上社長の秘書。貢と同じ大学の二年先輩。
七月七日生まれ、二十七歳。O型。
身長百六十二センチ、体重四十八キロ。
美人でスタイルもよく、仕事もバリバリできるキャリアウーマンで、社内では「彼女にしたい女性社員ナンバーワン」らしいが、現在彼氏ナシ、未婚。
同じ大学の後輩である貢のよき相談相手で、仕事上でもよき先輩。
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小説情報
トップシークレット☆桐島編 ~新米秘書はお嬢さま会長に恋をする~
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 33話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 恋愛・ラブコメ
- タグ
- 純愛, オフィスラブ, 一目惚れ, 年の差カップル, 格差恋愛, 婿入り, ゴールイン, コンプレックス, 高嶺の花, ハッピーエンド
- 総文字数
- 100,647文字
- 公開日
- 2021年10月23日 11:00
- 最終更新日
- 2022年06月04日 14:17
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