セリフ詳細

このころにはもう国家神道の内実はグダグダだ。憲法にも信教の自由を入れてしまった。けれども目的の、国民が一致団結して国は守らねばならないっていう条件は変わらない。そこでコペルニクス的転回の登場だ。

国家神道は「国家の宗祀」であるとした。「宗祀」をweblioで調べると、「最も大切なものとしてまつること。」と出る。ようするに、国で一番大切なことだから、他の宗教とは違うよっていう。神道ってもともと民間信仰で、固定の教義とかも特にないから宗教じゃないっていう理屈もつけて。

で、神(現人神)を敬うことを国民の義務として、明治憲法発布の翌年に教育勅語を道徳の基本として発布する。

実際「国家神道」が何かって、Temppもよくわからない。宗教というよりは組織を作るための制度っぽい気がするな。

作品タイトル:【本編未読OK】君と僕らの備忘録

エピソード名:神社合祀と伝承の断絶

作者名:Tempp  Temppp

22|日記・個人ブログ|連載中|45話|175,539文字

作品解説, 建築, ミステリー, 宇宙, 妖怪, 都市伝説, 文学, 死体, 法律, 宗教

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【本編未読OK】
一般小説で書いてる作品に出て来た用語等を独断と偏見で解説するチャットノベルです。
単独でも内容がわかるようにしているつもりです(一部の次回予告除く?)。
以下、主なUP記事(未公開含む)
・ 擬洋風建築はロマン砲
・ ブードゥー教とゾンビ映画
・「魂と魄」、キョンシーと道教
・ 口裂け女は現代日本で生きていけるか
・ 神社合祀と伝承の断絶
・ ヘビ毒とヘビの生態、その他の動物毒
・文系でもわかる(といいな)、ビッグバンと多次元宇宙論とか

【修正】字句等については適宜。
10/26 カテゴリかミステリーになっていたので、日記に修正。その他とかの方がいいのかな、よくわからないな。