セリフ詳細

妖怪人間っぽいなそれ。

一応これから書くのは一般的な話で、結構考え方は国と時代によってかわってくる。ので、必ずしも共通解じゃないことを理解頂きたい。

さて、リベラリズムという考えが発露したのは宗教改革のころだけど、前述の市民革命のときからより強く主張されるようになった。ようは、「個人の自由」というものを最大限に保護しましょうというものだ。さて、問題はその自由っていうのがどこまでかという話だ。人を殺すのも自由? って話を認容するわけにはいかないし、捕まえて他人を自由にするっていう話を容認するわけにはいけない、それは結局捕まった人や殺された人の自由が侵害されるから。

そこでルソーさんは考えた。社会契約論ってやつだ。人間はみんな自由意思をもってそれぞれ独立した存在でしたいことをするのがいいけど、殺人であったり対戦争であったりと生存の障害とかがあればお互い協力しようって。その協力の総体が社会における契約、つまり国家だ。

作品タイトル:【本編未読OK】君と僕らの備忘録

エピソード名:パターナリズムとリバタリアンの迎合

作者名:Tempp  Temppp

22|日記・個人ブログ|連載中|45話|175,539文字

作品解説, 建築, ミステリー, 宇宙, 妖怪, 都市伝説, 文学, 死体, 法律, 宗教

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【本編未読OK】
一般小説で書いてる作品に出て来た用語等を独断と偏見で解説するチャットノベルです。
単独でも内容がわかるようにしているつもりです(一部の次回予告除く?)。
以下、主なUP記事(未公開含む)
・ 擬洋風建築はロマン砲
・ ブードゥー教とゾンビ映画
・「魂と魄」、キョンシーと道教
・ 口裂け女は現代日本で生きていけるか
・ 神社合祀と伝承の断絶
・ ヘビ毒とヘビの生態、その他の動物毒
・文系でもわかる(といいな)、ビッグバンと多次元宇宙論とか

【修正】字句等については適宜。
10/26 カテゴリかミステリーになっていたので、日記に修正。その他とかの方がいいのかな、よくわからないな。