青き戦士と赤き稲妻
現実と似た歴史を辿りながら、片方は国家と云うシステムが崩れつつ有る世界、もう一方は全体主義的な「世界政府」が地球の約半分を支配する世界
その2つの平行世界の片方の反体制側が、もう片方から1人の「戦士」を呼び出したのだが……しかし、呼び出された戦士は呼び出した者達の予想と微妙に違っており……
同じ作者の「世界を護る者達/第一部:御当地ヒーローはじめました」と同じ世界観の約10年後の話になります。
注:
作中で「検察が警察を監視し、警察に行き過ぎが有れば、これを抑制する。裁判所が検察や警察を監視し、警察・検察にに行き過ぎが有れば、これを抑制する」と云う現実の刑事司法の有り方を否定的に描いていると解釈可能な場面が有りますが、あくまで、「現在の社会で『正しい』とされている仕組み・制度が、その『正しさ』を保証する前提が失なわれ形骸化した状態で存続したなら」と云う描写だと御理解下さい。
「なろう」「pixiv」「カクヨム」「アルファポリス」にも同じものを投稿していますが、サイトの制約などで挿絵の有無などが異ります。
目次
連載中 全47話
2021年09月22日 15:21 更新
- 序章 公開日: 2020/08/09
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「青き戦士」第1章:闇の支配(ダーク・レイン)
- (1) 公開日: 2020/08/09
- (2) 公開日: 2020/08/09
- (3) 公開日: 2020/08/09
- (4) 公開日: 2020/08/09
- (5) 公開日: 2020/08/09
- (6) 公開日: 2020/08/09
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「赤き稲妻」第1章:平和の時代(ユートピア)
- (1) 公開日: 2020/08/09
- (2) 公開日: 2020/08/09
- (3) 公開日: 2020/08/09
- (4) 公開日: 2020/08/09
- (5) 公開日: 2020/08/09
- (6) 公開日: 2020/08/09
- (7) 公開日: 2020/08/09
- (8) 公開日: 2020/08/09
- (9) 公開日: 2020/08/09
- (10) 公開日: 2020/08/09
- (11) 公開日: 2020/08/09
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「赤き稲妻」第2章:秘かなる侵略(シークレット・インベージョン)
- (1) 公開日: 2020/08/12
- (2) 公開日: 2020/08/12
- (3) 公開日: 2020/08/12
- (4) 公開日: 2020/08/12
- (5) 公開日: 2020/08/12
- (6) 公開日: 2020/08/12
- (7) 公開日: 2020/08/12
- (8) 公開日: 2020/08/12
- (9) 公開日: 2020/08/15
- (10) 公開日: 2020/08/15
- (11) 公開日: 2020/08/15
- (12) 公開日: 2020/08/15
- (13) 公開日: 2020/08/15
- (14) 公開日: 2020/08/15
- (15) 公開日: 2020/08/15
- (16) 公開日: 2020/08/15
- (17) 公開日: 2020/08/15
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「青き戦士」第2章:猛襲(オンスロート)
- (1) 公開日: 2020/08/15
- (2) 公開日: 2020/08/15
- (3) 公開日: 2020/08/15
- (4) 公開日: 2020/08/15
- (5) 公開日: 2020/08/15
- (6) 公開日: 2020/08/15
- (7) 公開日: 2020/08/15
- (8) 公開日: 2020/08/15
- (9) 公開日: 2020/08/15
- (10) 公開日: 2020/08/15
- (11) 公開日: 2020/08/15
- (12) 公開日: 2020/08/15
登場人物
エイミー・エヴァンス/ソルジャー・ブルー
出身世界:「青き戦士」の世界
二十代半ば。女性。
「青き戦士」世界側の主人公。
2つに分裂した「アメリカ」の1つである「アメリカ連合国」の民間軍事企業によって作られた「強化兵士」。
本人のエスニック・アイデンティティは「スコッチ・アイリッシュ系アメリカ人」だが、アメリカには旅行などでの短期間でしか滞在した事が無い。
現在は、日本の九州で「正義の味方」をやっている。表の顔はある大学の工学部の大学院生(博士課程)。
高木瀾(たかぎ らん)/羅刹女(ニルリティ)
出身世界:「青き戦士」の世界
二十代半ば。女性。
エイミーの同性の恋人。元「正義の味方」だが、今は大怪我で引退し、他の「正義の味方」のサポートを行なっている。
亡き双子の妹より「神」を名乗るある存在を受け継いでいる。
同じ世界設定の「世界を護る者達/御当地ヒーロー始めました」の主人公の片方の約10年後でもある。
ファットマン
出身世界:「青き戦士」の世界
二十代半ば。男性。
高木瀾とは長い付き合いらしい「正義の味方」の後方支援要員。
「本人は痩せてる方なのに、コードネームがファットマン(=デブ)」「主に九州北部で活動している点を考慮すると明らかにマズいコードネーム」である点は、昔から散在言われてきた模様。
ハヌマン・エボニー
出身世界:「青き戦士」の世界
二十代半ば。男性。
「黒地に白縞」の「虎」に似た形態への変身能力を持つ「正義の味方」。
後述する「ピンガーラ」とは恋人同士。
「ピンガーラ」からは「ニャンコ」と呼ばれている。
ハヌマン・シルバー
出身世界:「青き戦士」の世界
二十代半ば。男性。
「銀色の狼男」に変身する能力を持つ「正義の味方」。
ある理由で、母親が後述する「ピンガーラ」を一時期育てていた為に、「ピンガーラ」とは「義理の兄妹」。
良く似た能力を持つ「ハヌマン・エボニー」には無い「獣人形態の際に体毛の特性を変化させ攻撃や防御に用いる」と云う力を持つが、近接戦闘の技術では「ハヌマン・エボニー」にやや劣る。
「ピンガーラ」からは「ワンワン」と呼ばれている。
ピンガーラ
出身世界:「青き戦士」の世界
十九歳。女性。
「電撃を操る青い鬼」の形態に変身する能力を持つ「正義の味方」。
ミリセント・シュミット少尉
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
二十歳前後。女性。
「赤き稲妻」世界側の主人公。
「世界政府」の「禁軍」の中でも「上霊(ルシファー)」と呼ばれる規格外の異能力者に対抗する為の要員である「鋼の愛国者」の13位(=最下位)。
「鋼の愛国者」としてのコードネームは「赤き稲妻」。
「鋼の愛国者」のメンバーに加わったばかりであり、後述する「大禍津日神の巫女」からは「新米の鉄の処女」と揶揄される。
実は「より純粋な真性人類(早い話がナチスの人種理論におけるアーリア人)を再現する」為に生み出された「人造純血種」の1人。
テルマ
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
「上霊(ルシファー)」の力を、ある程度は打ち消せる能力を持つ13人の「神の秩序(アーリマン)(の巫女)」の1人であり、ミリセントの上司にして相棒。
外見は「チベット人とゲルマン人の両方の血を引く、長く癖の無い黒髪の十代前半の少女」。
肉体的には、ミリセントと同じく「人造純血種」。
エメリッヒ博士
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
ミリセントの使う「鎧」の整備チームのリーダー。禁軍内での階級は「技術大尉」。
ヘルムート・シュミット大尉
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
二十代半ば。男性。
「鋼の愛国者」の8位で、コードネームは「真紅の騎士」。
ミリセントにとっては、兄にして訓練生時代の教官。同時に、ある理由でわだかまりを抱いている相手。
コ・チャユ
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側(?)
二十代半ば。女性。
ミリセント附きの事務官。
朝鮮半島生まれだが、親の死後、学者だった父親の共同研究者に引き取られ、日本の福岡県久留米市で育つ。
ヘルマン・グルリット中佐
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
三十代半ば。男性。
「鋼の愛国者」の3位。コードネームは「青銅の竜騎兵」
「鋼の愛国者」の中でも、単なる「今の時代の最強」を超えた「歴代最強候補の一人」だが、独断専行が多く出世競争からは取り残されている。
飄々としているようにも、腹に一物有るようにも見える人物。
エリーザベト・ヴェールマン中尉
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
二十代前半。女性。
「鋼の愛国者」の9位。コードネームは「漆黒のワルキューレ」。
ミリセント以外では唯一の女性の「鋼の愛国者」
ヴァルター・ランダ大佐
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
三十代前半。男性。
「鋼の愛国者」の1位。コードネームは「金色のジークフリート」。
総合的な戦闘能力ではヘルマン・グルリット中佐に劣るが、規則遵守を部下に徹底させるなどの点から、上の覚えは目出度く「鋼の愛国者」の指揮官となっている。
絵に描いたような「嫌味な上官」であると同時に、自分達「鋼の愛国者」が「長生きを望めぬ使い捨て要員」である事を自覚し、その事を受け入れている一面も持つ。
サミュエル・ジェンキンズ
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
五十代。男性。
王立香港警察本部・公安部の部長。
この世界では香港は世界政府に服属しているイギリスの統治下に有り、香港の役所の管理職は基本的に白人。
だが、彼は白人ではあるが「真性人類」とは見做されていないウェールズ系の出身であり、出世競争に不利な出自にも関わらず管理職になっている。
「人間の死」を、あまりに平然と受け止め過ぎるように見えるが……。
ヨハン・グルリット中佐
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
三十代後半。男性。
「鋼の愛国者」のヘルマン・グルリット中佐の兄。
「魔導師」を中心とした部隊の大隊長だが、「魔導」とは相性が悪い相手である「上霊(ルシファー)」と、ある理由で交戦し死亡。
エルザ・ロンベルグ少尉
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側
二十代。女性。
ヨハン・グルリット中佐を指揮官とする「魔導大隊」の新米士官。
「神に呪いをかける(=当然「呪詛返し」を受ける)ように仕向けられた罠」にはまった結果、魔力の源である「守護天使」が消滅し「魔導師」としての力を失なう。
原涼太郎
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側(?)
物語開始時点では既に死亡。
コ・チャユの育ての親だが、法的な立場は、あくまで「成人までの後見人」だった。
・コ・チャユの父親と共同執筆した学術論文が何故か機密指定されている。
・一人っ子だったにも関わらず他家に養子に行く。(生家は断絶)
・生家には「男の子が生まれても家を継がせず、必ず、女性に婿養子を迎えて家長にする」と云う風習が有った。
・他家に養子に行った際に名字だけではなく名前も変えている。(養子に行く前の名前は眞木震介)
・養子に行った先でも結婚もせず養子も迎えないまま死亡。(養家も断絶)
などの家系・本人の両方に謎が多い。
蒼き雷霆/赤髪の青き騎士(Blau Ritter Testarossa)
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:体制側(多分)
(1)「赤き稲妻」の世界で最初に存在が確認された「先行第5副人種(人類進化の次の段階に早く到達した事により常人には無い異能力を先天的に獲得した者)」にして「歴史上、確認された限りで最強の先行第5副人種」のコードネーム。約百年前の「世界統一戦争」(現実世界および「青き戦士」の世界で言う第2次世界大戦)において「世界政府」の前身であるナチス・ドイツを勝利に導いたと言われる。(裏を返せば、「赤き稲妻」の世界で、「世界政府≒ナチス・ドイツの後身」が「最大の超大国」である理由は、科学技術や理念・思想・社会体制などの優位性が有った為ではなく、単に「たまたま、第2次大戦期に超チート能力の持ち主を味方にする事が出来た」だけ)
(2)(1)にちなんで名付けられた「鋼の愛国者」達が着装する「鎧」の試作機。ただし「鋼の愛国者」達の間でも「伝説」であり実在を疑う者が多い。「伝説」では、現在の「鋼の愛国者」達の「鎧」よりも遥かに高性能であったが、6m前後の身長(現在の「鋼の愛国者」達の「鎧」は人間サイズ)だったとされている。
高木美憲(たかぎ よしのり)
出身世界:「赤き稲妻」の世界(?)
立場:???
物語開始時点では既に死亡。(多分)
コ・チャユの父親と原涼太郎が共同執筆した論文で言及されている約百年前の日本の軍人。
実は、「鋼の愛国者」達が使う「鎧」と大きな関わりが有り……。
「大禍津日神の巫女」
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:反体制側
天照大神の分身の中でも「生命力」と「浄化」に特化した能力を持つ「大禍津日神」または「荒祭宮」と呼ばれる神=上霊(ルシファー)の力の持ち主。
二十代女性だが、「美青年」的な容姿で、同性との逢瀬を楽しむ事も有る。
「青き戦士」の世界、または現実の世界の人間が見ると「モヒカン刈り」風に見える髪型をしている。
「瑠璃色の『宮帝羅』の巫女」
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:反体制側
水を司る神=上霊(ルシファー)の中でも最上位の五柱の内の一つである「瑠璃色の『宮帝羅』」の力の持ち主。
「赤き稲妻」の世界では実用化されていない筈の技術が使われたモーターサイクル「青龍」を使う。
ミリセントにとっては「どこかで聞き覚えの有る声」のように感じるが、その「良く似た声の誰か」が明らかに居る筈の無い場所にも現われている。
ジャミラ・ニュートン
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:反体制側
三十代。女性。
北米大陸を中心に活動する「黒人解放」を目的とする「テロ組織」である「選ばれし黒曜石(カル・オブシディアン)」のメンバー。
近接戦闘術に関しては、純粋な身体能力では勝っている筈のミリセントを手玉に取るほどの技量の持ち主。
「熊のプーさん」(※あくまで、ある人物が付けた渾名)
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:反体制側
「金色の熊」の姿に変身する能力を持つテロリスト。
実は「鋼の愛国者」のメンバーの1人と深い因縁が有り……。
河野康夫
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:反体制側
「日本独立」を目指す「テロ組織」である「黒桜隊」の戦士。
右腕がレールガンを仕込んだ義手になっている。
何故か、かつて自分の片腕を奪った男である朴裕天(パク・ウチョン)と共に行動しており……。
朴裕天(パク・ウチョン)
出身世界:「赤き稲妻」の世界
立場:反体制側
「朝鮮半島独立」を目指す「テロ組織」である「義烈団」の戦士。
何故か、所属組織と敵対している筈の「黒桜隊」のメンバーである河野康夫と行動を共にしている。
本人の言う事を信じるならば、ミリセント達「人造純血種」と同じ「技術」で作られた存在であり、その技術の源流は、コ・チャユの実の父と育ての親が共同執筆した論文で言及されたある組織に由来するらしいのだが……。
「涙の騎士(ナイト・オブ・ラクリマルム)」
出身世界:???
「赤き稲妻」の世界で、いくつものテロ組織を纏め上げつつある謎の集団「エグザイルズ」の指導者。
声は若い女性だが、実年齢は不明。
「青き戦士」の世界で作られたモノに似ているが、何故か黒と銀の装甲が入り混じった「継ぎ接ぎの鎧」を着装する。
なお、エイミーは「銀色の部分の方が新しく、おそらくは、元々は黒一色で銀色の部分は破損した箇所を後から交換したもの」「銀色の箇所と黒い箇所の分布が左右非対称」な事から「何か」に気付いたようだが……。
どうやら、「青き戦士」の世界に似て非なる平行世界から来た者らしいが……。
「対神人間兵鬼(タクティカル・フィーンド)」/「護国軍鬼(デモニック・パトリオット)」
出身世界:???
「エグザイルズ」の一員。
1930〜1940年代の日本陸軍の特務機関「大連高木機関」および「哈爾浜高木機関」が行なっていた「護国軍鬼」計画の再現実験の被験者であり、「あるモノ」を体に埋め込まれた「改造人間」。
「青き戦士」の世界にも似たような存在が居た模様。
若い白人男性に見えるが、ある理由で実年齢は中年または老人……更には百歳以上である可能性すら有る。
本人の言っている事を信じるならば「青き戦士」の世界とも「赤き稲妻」の世界とも違う「『現実』に近い歴史を辿った平行世界」の出身らしいが……。
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小説情報
青き戦士と赤き稲妻
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 47話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- SF
- タグ
- ヒーローもの, パラレルワールド, パワードスーツ
- 総文字数
- 154,265文字
- 公開日
- 2020年08月09日
- 最終更新日
- 2021年09月22日
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