ボウキョウ

作者 南葦ミト

[現代ドラマ・社会派]

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10,570

3件のファンレター

 中村充希は都内でSEとして働く25歳。とある出来事をきっかけに、福島県いわき市を訪れる。そこで待ち受けていたのは……

 我が家を捨てざるをえなかった両親、結婚を機に日本を離れた同級生、人に言えない家庭環境を持つ彼氏、喧嘩中の祖母と伯父夫妻……様々な人間関係が絡み合い、それぞれが抱える過去と、未来への思いが交錯する。

 家族とは、故郷とは何か?
 充希達親子の出す答えとは……?

※毎週土曜日更新予定

登場人物

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ファンレター

311 風化させたくないあの日のあの記憶

・メッセージ性の強い作品だと思いました。  本当の作者は、あの事故に対してどのくらいの距離にいらっしゃるのかな、ということを思いながら読んでいました。  まさにあの地域に暮らしていらっしゃったのだとすれば、これを文字にする勇気はいかばかりであったろうか、と思わずにはいられません。 (いずれにせよ県内の方なのだろうと感じています。……間違っていたらごめんなさい)  これを読みながら、ぼく自身もあの311を色々と思い出し、追体験していました。  ぼく自身はあの日を、東京駅にほど近い ... 続きを見る

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圧巻のエピローグ! 故郷を想う全ての人に読んでほしい

震災、原発事故、父の逆行性健忘、失われた故郷という重いテーマを扱いながら、スルスルと読み進められるのは、一人称視点の語り口の絶妙さと、主人公の恋人真司のキャラによります。読み始めたらどんどん惹き付けられ、続きを読むのを止められません。 終盤は主人公の記憶と感情を解放し、前へ進むための創作的仕掛けと言いますか、劇的な展開が畳み掛けるように起こり、少しフィクション的な要素が強くなるのですが、エピローグがそれをしっけり受け止め、落とし込みます。思わず、巧い!と唸らされました。 そしてエピローグの主 ... 続きを見る

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エピローグで全部持ってかれた

ミトさん、ナイスです 13万あっという間に読めます。題材もテーマも重く重厚ですが、一人称で書くことにより重さが軽減されてます。 主人公の視点で事象を追う。ストーリーも散らかったりしないので、共感しやすい。 中盤、辛い部分もありますが、10、11話まで耐えてください。きっと、ミトさんが何を伝えたいのか?わかるはずです。何よりエピローグが素晴らしい!

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小説情報

ボウキョウ

南葦ミト  minamiashimito

執筆状況
完結
エピソード
12話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
恋愛, 人間ドラマ, 福島県, 福島, いわき, 家族, 故郷
総文字数
142,570文字
公開日
2020年06月07日 18:45
最終更新日
2020年08月06日 15:35
ファンレター数
3