バックバー

作者 木本伸二

[ノンフィクション]

8

1,840

0件のファンレター

ラヂオから流れるマルウォルドロンの調べに乗って外の雨音が語りかけてくるのは、もう二十年も昔の感触だった。
 あの頃の懐かしい曲を口遊むが、歌詞が思い出せない。
 もう使う事の無くなったジッポライターを手にとってもオイルの香りがする事はなかった。
 通り過ぎていったシーンが途切れ途切れにグラスの中で氷と溶けていく。

ノンフィクション

目次

完結 全1話

2020年10月04日 18:05 更新

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

ファンレターはありません

小説情報

バックバー

木本伸二  shinji-kimoto

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
ノンフィクション
タグ
#バー, #カウンター, #一人飲み, #六本木, #カクテル, #バーテンダー, #このバーの片隅で, 【誰かのモノローグ】, #ノンフィクション, 【エッセイ賞】
総文字数
1,940文字
公開日
2020年10月04日 18:04
最終更新日
2020年10月04日 18:05
ファンレター数
0