こちら、ヒュードロイド心療所。

作者 有汐けい

遠い未来の話、アンドロイドとヒトが共存し始めた世界ー。

当初は様々な批判を受けながらもその便利さから多くのアンドロイドが開発された。
人間そっくりなアンドロイドとヒトを外見で区別することができるのは電子型の「ロイドリング」と呼ばれるアンドロイド自身では外すことができないとされているリングだけ。
そんなアンドロイドを「もの」とするのが現在の政府の方針なのだが、民衆の間ではその精巧になった見た目からアンドロイドを「ヒト」として認知する者も少なくなかった。

役所、工場、スーパー、オフィス…様々な場所で見かけるようになったアンドロイドたちー。

そんな中、都会の雑居ピルの一室に看板も掲げてはいない、一つの病院があった。

エレベーターを上がり、扉が開くとまた扉があり、長い廊下の先には明かりがついた扉が見えた。

「ヒュードロイド心療所」

入り口にはこう書いてある。

<当医院から患者様へのお願い>
当医院は心に悩みを持つ方々が来るところであり、アンドロイド・人間と区別することなく一人の「患者」と接しております。
そのため、万が一アンドロイドの患者様に危害が加わることがないよう、アンドロイドの患者様にはロイドリングをオフしての受診をお願いしております。
再受診は予約制です。初診の場合、他の患者様の診察時間によりお待ちいただく場合があります。ご理解の程よろしくお願いいたします。
※アンドロイド批判者の方などは気分を害する可能性がありますので、別の心療内科を受診なさってください。


この心療所に来る患者達が紡ぐ様々な物語を少しだけ紹介しましょう。

登場人物

私の名前はカネシロだ。

ヒュードロイド心療所で医師をしている。

ここにはさまざまな患者が来るが、一人ひとりの患者の隠れた声を聞くのが私の仕事だと思っている。

私の名前はコバヤシです。

ヒュードロイド心療所で看護師をしています。

色々あってこの病院にいますが、私はこの病院…好きなんです。

私はヒュードロイド心療所の待合室で、患者様達に飲み物などを提供しているサイキと言います。

患者様の心が安らぐような飲み物を提供できるようにすることを一番に考えております。

私は「事支援型アンドロイドKS-005」です。

加藤家に従事しております。

第一章という物語のヒロイン?だそうです。

それでは、失礼いたします。

僕は「加藤 一樹」(かとう かずき)。

第一章の主人公だそうだ。

地元の高校に通っている。

色々と思うことがあって最近眠れてないのが悩みかな。

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小説情報

こちら、ヒュードロイド心療所。

有汐けい  rockriver0331

執筆状況
連載中
エピソード
2話
種類
一般小説
ジャンル
SF
タグ
未来, アンドロイド, ヒューマンドラマ, 恋
総文字数
5,514文字
公開日
2020年02月26日 11:13
最終更新日
2020年06月13日 05:14
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