こちら、ヒュードロイド心療所。
遠い未来の話、アンドロイドとヒトが共存し始めた世界ー。
当初は様々な批判を受けながらもその便利さから多くのアンドロイドが開発された。
人間そっくりなアンドロイドとヒトを外見で区別することができるのは電子型の「ロイドリング」と呼ばれるアンドロイド自身では外すことができないとされているリングだけ。
そんなアンドロイドを「もの」とするのが現在の政府の方針なのだが、民衆の間ではその精巧になった見た目からアンドロイドを「ヒト」として認知する者も少なくなかった。
役所、工場、スーパー、オフィス…様々な場所で見かけるようになったアンドロイドたちー。
そんな中、都会の雑居ピルの一室に看板も掲げてはいない、一つの病院があった。
エレベーターを上がり、扉が開くとまた扉があり、長い廊下の先には明かりがついた扉が見えた。
「ヒュードロイド心療所」
入り口にはこう書いてある。
<当医院から患者様へのお願い>
当医院は心に悩みを持つ方々が来るところであり、アンドロイド・人間と区別することなく一人の「患者」と接しております。
そのため、万が一アンドロイドの患者様に危害が加わることがないよう、アンドロイドの患者様にはロイドリングをオフしての受診をお願いしております。
再受診は予約制です。初診の場合、他の患者様の診察時間によりお待ちいただく場合があります。ご理解の程よろしくお願いいたします。
※アンドロイド批判者の方などは気分を害する可能性がありますので、別の心療内科を受診なさってください。
この心療所に来る患者達が紡ぐ様々な物語を少しだけ紹介しましょう。
目次
連載中 全2話
2020年06月13日 05:14 更新
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KS-005(Lot. 114106)の場合
- 第1話 「疑問」それはヒトたらしめるもの2020年02月26日
- 第2話 「後悔」それはヒトたらしめるもの2020年06月13日
登場人物
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小説情報
こちら、ヒュードロイド心療所。
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 2話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- SF
- タグ
- 未来, アンドロイド, ヒューマンドラマ, 恋
- 総文字数
- 5,514文字
- 公開日
- 2020年02月26日 11:13
- 最終更新日
- 2020年06月13日 05:14
- ファンレター数
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