あの船です

作者 TamTam2021

[ノンフィクション]

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7件のファンレター

 東日本大震災から十年。
故郷を襲った大津波で友人を亡くしたあの時。
当時、震災直後に変わり果てた故郷の街を歩きながら故郷と自分、友人と自分の関係についてさまざまな想いを巡らせた記録的なエッセイです。短い作品ですが全編にポエジーが溢れています。
それは作者が詩人だからです。詩的エッセイとでも呼ばせてください。

目次

完結 全1話

2021年05月28日 18:29 更新

登場人物

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ファンレター

有り難うございました。

ファンレター失礼します。詩のパート、ものすごく心に刺さりました。思いがこもっておられると感じました。その後のエッセイパートも合わせ、石牟礼道子さんの『苦海浄土』を思わせる響きを感じました。震災の体験はしておりませんが、残されたものとしての想いが自分にも少しはあると自覚してきたつもりです。震災後1年の石巻でボランティアをしましたが、更地から見える墓地は、同じでした。その時ちょうど余震があり、その体験も同じでした。この作品を読ませていただき、それらも思い出せました。有り難うございました。

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何度も読み返しました

先日は返信がうまく届かず失礼しました

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何度も読み返しました

先日は返信がうまく届かず失礼しました

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こみ上げてきました

 こんにちは。 初めて詩的エッセイを読ませていただきました。  最初の詩の言葉が区切れているところが、息継ぎをしながら息苦しそうに私達に語りかけているように思えたのですが、これはTamTam2021さんの意図が隠されているのでしょうか。  この一文の前後を読んでいて、なぜか涙が出そうになりました。 「いくら踏んでも車が発進しなかったのです 彼らが大喜びしたのは言うまでもありません しかし これが彼との 今生の別れ となるなどと このとき いったい 誰が想像できたことでしょうか」 ... 続きを見る

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再び、あの船です

ご返信ありがとうございます。『桜の樹の下には』は基次郎の着眼点の鋭さがよく表れていると思いました。湯ヶ島にもいつか行ってみたいと思います。

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再び、あの日の船で…

ご返信ありがとうございます

返信(0)

21世紀の梶井基次郎!✨

心を揺さぶられる詩とエッセイに衝撃を受けました。色彩豊かな情景が目に浮かぶようで、私も街を歩いているような気持ちになりました。大切な友人とのかけがえのない時間は、美しい故郷の風景と共に、いつまでも色褪せることなく心の中で輝き続けることでしょう。最後の、老婆の描写が何ともリアルで、何故か話しかけられなかった作者の心情が伝わって来ました。次回作を期待しています!

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小説情報

あの船です

TamTam2021

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
ノンフィクション
タグ
東日本大震災, エッセイ, 詩
総文字数
5,385文字
公開日
2021年05月22日 14:50
最終更新日
2021年05月28日 18:29
ファンレター数
7