少女ニュートン

作者 朽木桜斎

[科学]

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―― フシギちゃん ――

どんなことにでも疑問を持ってしまう少女・葛崎美咲穂(かつらざき みさほ)は、幼稚園でそう呼ばれていた。

ある満月の夜、父・征志郎(せいしろう)は、そんなあだ名を気にする愛娘に、偉大な科学者、アイザック・ニュートンの存在を教える。

父のよりそいに奮起した美咲穂は、自分も物理学者になるべく、決意を固めるのだった。

小学校へ入学した美咲穂は、化学好きの修善寺可南(しゅぜんじ かな)、生物好きの比留間真昼(ひるま まひる)、天文学好きの天川星彦(あまかわ ほしひこ)と出会い、意気投合する。

四人はさっそく、「科学クラブ」を結成しようともくろむが、学校の許可が出ず、失敗に終わる。

そんなとき、ひょんなことから、天才物理学者を嘱望される大学生、蘭田理砂(らんだ りさ)と出会う。

理砂に家庭教師の名目で「先生」を頼み、美咲穂たちは科学を教えてもらうことになった。

学校では勉強に励み、放課後は科学に触れ、美咲穂たちは充実した日々を過ごす。

あるとき、星を観察しに行こうと出かけた先で、美咲穂たちが目にしたものとは――

科学を愛する子どもたちが送る、青春ドタバタ劇と、ちょっぴりの感動をあなたに。

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