16年前の君へ

[恋愛・ラブコメ]

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「じゃあ、待ってる――」
そう言って、彼女は困ったような顔で笑った。
その笑顔は僕の脳内に焼き付いて未だに消えない。

クラスメイトの少女、水城結衣が援助交際を行う現場で出くわした小鳥遊祐介は成り行きで彼女をかばってしまう。
そして、それ以来、彼女は祐介を気に掛けるようになり――

すれ違う心と残酷な真実。
これは始まる前に終わった恋の物語。

登場人物

小鳥遊祐介

真面目な優等生だが、少し斜に構えたところがある。ややプライドが高く、自分の周囲の人間を見下す嫌いがある。

眼鏡をかけている。結衣曰く「眼鏡を取るとイケメン」。


結衣からの呼び方を不服に思っており、事あるごとに呼び名を改めるように言う。

水城結衣

明るい性格で、誰にでも話しかけ、仲良くなるタイプだが、その実、心に闇を抱えている。

援助交際をしている。


祐介のことを「『小鳥遊』って書いて『たかなし』と読むなんて変」という理由で「ことりくん」と呼ぶ。

小林翼

祐介の友人で腐れ縁。

お調子者で軽いが、その実、仲間思いの善人。

鈴谷美鳴

裕介の従妹。裕介のことを「ゆう兄」と呼ぶ元気な少女。

翼のことは幼い頃から知っており「つば兄」と呼ぶ。

学校でも裕介と翼をあだ名で呼ぶので、裕介からはよく窘められるが、直る気配はない。

森中葉月

国語科教師。祐介と結衣の担任。おっとりとした性格。

社会人三年目であり、まだどこか頼りないところがある。

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小説情報

16年前の君へ

雪瀬ひうろ  yukisehiuro

執筆状況
完結
エピソード
17話
種類
一般小説
ジャンル
恋愛・ラブコメ
タグ
恋愛, 結婚, ミステリー, 純愛, 【骨太小説】
総文字数
71,478文字
公開日
2018年10月04日 22:22
最終更新日
2021年05月04日 14:36
ファンレター数
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