【2000字】春隣 ーはるとなりー

[歴史]

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江戸時代中期の神田紺屋町。江戸小紋の染物職人・弥之助は、女弟子のおせんのことが気になって仕方がなくて……。
O.ヘンリー「忙しい株式仲買人のロマンス」の翻案です。

目次

完結 全1話

2022年01月27日 14:31 更新

登場人物

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ファンレター

今こそ望まれる江戸文化!

前回の感動から、二作目を読ませていただきました。期待は裏切られなかったです。軽妙洒脱なストーリーの中に、市井の人間の機微が活き活きと描かれており、面白かったです! 一時期、職人の世界にいたことがありますが、お酒のこと、男と女のこと、どれも爽やかで、当時を懐かしく思い出しました。有り難うございます。

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江戸小紋の良さ

江戸小紋の型染め職人を主人公にした短編、素晴らしかったです! わたしは着物が好きで、ちょっとしたお出かけなどでよく着ていました。最近は外出もままならなくなり悲しいです…。本作を読んで、叔母からもらった江戸小紋が思い浮かびました。鮫小紋の赤で、遠目から見ると色無地に見えるんです。よく言えば上品で、悪く言えば地味なんですね。 作中の親方が、江戸小紋の地味さに美を見いだしていて、それが妻に迎えた女職人の美とも重なり、本当に素敵だと思いました。控えめでつつましいだけではなく、彼女自身が優れた職人とい ... 続きを見る

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さすがつばめさん!

さすがつばめさん!語り手が一種の叙述トリックになっていて、最後のどんでん返しが本当に鮮やかです。それと、タイトルに込められたダブルミーニング。春風のように暖かで爽快な読後感が、とても好きです!

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小説情報

【2000字】春隣 ーはるとなりー

あおぞらつばめ  AOZORA-TSUBAME

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
【2000字歴史】, ハッピーエンド, 職人, 恋愛, 市井もの, 江戸, 短編, 小紋, 染物, 時代小説
総文字数
1,992文字
公開日
2021年02月09日 14:32
最終更新日
2022年01月27日 14:31
ファンレター数
3