嘘女房

[歴史]

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第一次上田合戦の後、徳川の家臣となった真田の嫡男・信幸は本多忠勝の娘と縁組むことになった。
そのために、幼年から連れ添った糟糠の妻は「側室」という扱いとされた。
二人の妻との間に立って苦労することを覚悟していた信幸だったが、新妻と古女房は亭主の心配をよそに、会うなり仲良くなってしまう。
そして時は流れて――。

――お前達は嘘吐きだ。

登場人物

真田信幸(信之)

戦国時代の武将、江戸時代前期の大名。信濃上田藩の初代藩主、後に信濃松代藩の初代藩主。

真田昌幸の長男、真田信繁(幸村)の兄。

父親と弟の活躍の影に隠れて存在感が薄いが、実はどちらかというと信繁よりも信幸の方が武闘派で、派手に戦っている。

病気がちだけど一病息災タイプ(実際には三病ぐらい抱えてたっぽい)。

90歳まで現役のお殿様。隠居させてもらったと思ったらお家騒動勃発。

騒動が収束したその年に没。享年93。

清音院殿

真田信之の室。

父は真田昌幸の長兄・信綱。母は於キタ。


長篠の戦いで父・信綱が戦死した後、真田家を昌幸に相続させるに際して系統に正当性を持たせるため、武田勝頼により真田信幸と結婚させられる。

長男・信吉を産んだこと以外の次席は不明で、本名も伝わっていない。

(作中での呼称は作者が仮に付けたもの)


小松殿

本名は稲姫。本多忠勝の娘で、徳川家康(一説に秀忠)の養女。

真田信之(信幸)の正室。

敵対関係にあった徳川家康と真田昌幸が、豊臣秀吉の命により「昌幸を家康の与力大名とする」ことで決着したのを契機に、真田信之との婚姻が成立した。


このとき信之はすでに真田信綱の娘(清音院殿)を正室に迎えていたが、これより後の記録において清音院殿は「家女」と記され、側室の待遇とされた。

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小説情報

執筆状況
完結
エピソード
3話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
戦国, 真田信之, 【骨太小説】, 時代劇, 上田城, 小松姫
総文字数
8,787文字
公開日
2020年05月29日 20:08
最終更新日
2020年05月31日 11:00
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