【戯曲】沈める町

[恋愛・ラブコメ]

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新宿二丁目で荒稼ぎするレントボーイ(男娼)のタカを、心理カウンセラーのユウキが訪ねてくる。ユウキは失踪したクライアントのサラリーマン、ゲンの行方を探していて、かつてゲンに買われたことのあるタカに情報を求めたのだが、タカは挑発と嘲笑をくりかえすばかりで、なかなか心を開こうとしない。
一方、ゲンの妻のハツは、生活のために始めた清掃のアルバイトで、物静かで優しい青年リキと出会う。ハツにはリキが心の支えになっていくが、それを知ったユウキは驚き、リキをハツに会わせまいとする。
タカはリキの自称「同居人」だった。それどころか、一見正反対の性格のこの二人には、さらに深い秘密があったのだ。

心の中に住む、他人。
〈本当の自分〉が見えないまま、それでも人は、人を愛する――。
樋口一葉の名作『にごりえ』を21世紀の新宿二丁目に置き換え、北フランスに伝わる海に沈んだ幻の都市イスの伝説と交錯させた、サイコサスペンス・ファンタジーです。
(以前掲載したものをチャットノベルの形式に改めました。)

*2006年度文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作(優秀賞は該当作なし)

上演記録の詳細はこちらにあります。(舞台写真あります)
https://www.unit-sala.asia/works2/sunken-city/

目次

完結 全44話

2021年05月17日 20:00 更新

  1. 時・所・登場人物2021年05月03日
  2. プロローグ(献辞)2021年05月03日
  3. 第一幕

  4. 第一幕第一場(1)2021年05月10日
  5. 第一幕第一場(2)2021年05月10日
  6. 第一幕第二場2021年05月10日
  7. 第一幕第三場(1)2021年05月10日
  8. 第一幕第三場(2)2021年05月10日
  9. 第一幕第四場2021年05月10日
  10. 第一幕第五場(1)2021年05月10日
  11. 第一幕第五場(2)2021年05月10日
  12. 第一幕第五場(3)2021年05月10日
  13. 第一幕第六場2021年05月10日
  14. 第一幕第七場2021年05月10日
  15. 第一幕第八場(1)2021年05月10日
  16. 第一幕第八場(2)2021年05月10日
  17. 第一幕第八場(3)2021年05月10日
  18. 第一幕第八場(4)2021年05月10日
  19. 第一幕第八場(5)2021年05月10日
  20. 第一幕第八場(6)2021年05月10日
  21. 第一幕第八場(7)2021年05月10日
  22. 第一幕第八場(8)2021年05月10日
  23. 第一幕第八場(9)2021年05月10日
  24. 第一幕第八場(10)2021年05月10日
  25. 第二幕

  26. 第二幕第一場(1)2021年05月10日
  27. 第二幕第一場(2)2021年05月10日
  28. 第二幕第二場(1)2021年05月11日
  29. 第二幕第二場(2)2021年05月11日
  30. 第二幕第二場(3)2021年05月12日
  31. 第二幕第三場2021年05月12日
  32. 第二幕第四場(1)2021年05月13日
  33. 第二幕第四場(2)2021年05月13日
  34. 第二幕第四場(3)2021年05月13日
  35. 第二幕第五場(1)2021年05月14日
  36. 第二幕第五場(2)2021年05月14日
  37. 第二幕第五場(3)2021年05月14日
  38. 第二幕第五場(4)2021年05月14日
  39. 第二幕第六場(1)2021年05月15日
  40. 第二幕第六場(2)2021年05月15日
  41. 第二幕第六場(3)2021年05月15日
  42. 第二幕第六場(4)2021年05月16日
  43. 第二幕第六場(5)2021年05月16日
  44. 第二幕第六場(6)2021年05月17日
  45. 第二幕第六場(7)(終)2021年05月17日
  46. あとがき ~いま、生きづらさの向こうへ~2021年05月17日

登場人物

リキ(力) 若い男。

タカ(高) 若い男。リキの「同居人」。

ゲン(源) 若くない男。タカの「客」。

ハツ(初) 若くない女。ゲンの妻。

ナツ(夏) 少女。

リキ&タカ(二人同時に)

ファンレター

圧倒的読後感!

間然とするところがない傑作って、こういう作品に対して使うのではないでしょうか。 私の記憶違いでなければ、子供の頃見た映画「アマデウス」の中に、パトロンだか誰だかがモーツァルトの曲を聴いて、もっともらしく「音が多すぎる」と批判がましきことを言うと、モーツァルトが「どの音ですか?全て必要な音ですが」みたいに答えるシーンがあった気がするんです。『沈める町』を読んでいると、その言葉を思い出します。全て必要な言葉、どれひとつとして動かすことはできない。そんな言葉たちが響き合い、広がり、うねり、そして最後 ... 続きを見る

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全ての台詞が「詩」のように…

登場人物全ての台詞がまるで「詩」のように印象深く、時に重く、時に鋭く、心に響き、刺さります。 しかも、第二幕第六場(3)ラストにはなんとサプライズ的な舞台写真が!静かな場面のようだけど、俳優さんから伝わってくるもの――虚無、悲しさ、それから情念といったものがすごいです! ……すみません、ここからちょっと私事になってしまうのですが、台湾は現在コロナの緊急事態になっております。特に「台北市」と隣接する「新北市」が一番深刻で、今日「三級警戒」(台湾では一級が一番程度が弱く、数字が上がるほど強く ... 続きを見る

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第一幕読了

この戯曲は本当に「すごい」としか言いようがないんですが、「活動報告」(今回のと前回の)と合わせて読むと、この物語が未村さんの人生とどれだけ深く関わっているかがわかって作品の理解度が違ってきますね。例えば第八場(10)のラスト、「●を。」の場面。最初読んだ時も、ものすごく印象が鮮明でしたけれど、今回の活動報告を読んだ後に改めて読むと、この短い台詞に未村さんがどれだけの思いを込めたのだろうと考えずにはいられません。 ここ数日、自分もどうも鬱というか、ちょっと不安障害っぽい感じがするせいか、「こうい ... 続きを見る

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第一幕第八場

第一幕第八場は前半のクライマックスという感じ。観客(読者)が(1)の威勢のいいタンカバイによる言葉の雨を浴びているうちに、その雨によって流された土の中から、暗く、痛切な哀しみが浮かび上がってくるすさまじさ。 (3)(悲鳴にならない声を上げて後ずさる)のト書きは本当に見事で、画面がはっきりと目に浮かびます。 この辺りから、物語はある線を越えてしまうんですよね。やっぱり何度読んでも衝撃です。

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新しい『沈める町』!

辛くて悲しい物語だけど、でも大好きなこの戯曲。チャットノベルという新しい形式になったのを機に、また最初から読んでいます。今回読み直しても、やっぱり研ぎ澄まされた台詞のひとつひとつが、心に喰い入ってきます、時にほとんど現実的な痛みをもって。ラストの、悲しみを突きぬけた果ての場所のことを想いつつ、今はまだ前半、更新された部分をほろほろと辿っています。 それにしても、「原作 樋口一葉『にごりえ』」というのがかっこいい!「原作 夏目漱石」とか「原作 森鷗外」って言うより、むしろ「原作 樋口一葉」の方が ... 続きを見る

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小説情報

【戯曲】沈める町

未村 明(ミムラアキラ)  mimura_akira

執筆状況
完結
エピソード
44話
種類
チャットノベル
ジャンル
恋愛・ラブコメ
タグ
戯曲, 脚本, 現代, 恋愛, 家族, 機能不全家族, 切ない, R15, LGBTQ
総文字数
27,521文字
公開日
2021年04月29日 17:56
最終更新日
2021年05月17日 20:00
ファンレター数
5