『幻日』~消し炭色の領域~
『ボーイズラブ』というジャンルの漫画や小説のコーナーを書店で見掛けるようになった。昔は『やおい』と言って人目につかぬようひっそりと読んだり、創作をしたりして楽しんだと聞く。二次創作も随分と見掛けるようになった。オタクであり腐女子でもある私からしてみれば、随分と生き易い世の中になったなぁとしみじみ思う。
マスコミでもコミケや二次創作を含む同人誌の特集などを組み、幅広く世間に認知されるようになってきた。そのせいか、人気アニメの公式の声明に対して楽しむ権利を主張する二次界隈など、トラブルも見聞きするようになった。
趣味で小説を書くようになって四年ほど過ぎた。一年ほど前よりとある小説シリーズのファンになって所謂『沼落ち』状態となった。原作を愛するあまり熱く語りたい感情を持て余し、ついに二次創作にこっそりと手を出してしまった。
そもそも二次創作は公式に許されて堂々と描けるものではない。お目こぼしを頂いているだけである。けれども、時に人気の動向を探る為に敢えて公式が二次創作を調べる事もあるという。けれどもファンとしては、原作者様にはそういった事に左右されず思うまま自由に描いて頂きたい。果たして公式と二次創作の関係とは?
二次創作などについて思う事を、実際に目の当たりにした事を織り交ぜて書いてみようと思う。
※ノンフィクションではありますが一部、特定を伏せぐ為にアレンジを加えております※
目次
完結 全11話
2021年05月31日 17:12 更新
- 第1話 人生初の沼落ち2021年05月21日
- 第2話 初の二次創作へ……2021年04月30日
- 第3話 秘密の楽しみ2021年05月02日
- 第4話 湧き起こる欲2021年05月05日
- 第5話 腐女子のタイプ2021年05月07日
- 第6話 『地雷』と『自衛』と2021年05月12日
- 第7話 『公式』と『二次創作』の関係について・その一2021年05月17日
- 第8話 『公式』と『二次創作』の関係について・その二2021年05月18日
- 第9話 二次創作は室町時代以前から……2021年05月24日
- 第10話 二次界隈のカースト制度?2021年05月24日
- 第11話 幻日~消し炭色の領域~2021年05月31日
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小説情報
『幻日』~消し炭色の領域~
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 11話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 社会・思想
- タグ
- 【エッセイ賞】, サブカルチャー, ノンフィクション, オタク, 腐女子, コミケ, 同人活動, コスプレ
- 総文字数
- 13,656文字
- 公開日
- 2021年04月14日 11:48
- 最終更新日
- 2021年05月31日 17:12
- ファンレター数
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