源双葉と影島明菜は小学三年生から同じクラスの友達だ。二人とも本が好きで読書が好き、書く方も小説への挑戦を始めてみた。
　六年生になってしばらく経ってから明菜の提案で小説投稿サイト“唯ノベル”に登録し、どちらが先に星を１００個獲得するかで勝負しようという話になった。しかも宣伝なし。アマチュアとは言え大人の作品に混じって、小学生の小説が星を１００個獲得するなんて卒業までに決着するのかしらと思わないでもない双葉だったが、明菜の押しに負けて同意する。果たしてその行方は。