魚鬼(イトウ)

作者 銀狼

[現代ドラマ・社会派]

19

3,936

8件のファンレター

終戦まぎわの北海道の大自然を舞台に、幻の淡水魚イトウのように生きた男の物語。
ヤクザから足を洗った主人公は、遊郭に売られた薄幸の女と一緒に山深い村に逃げる。二人の若者を加え、幸せな家族を築いたかに見えたが、過去を追う凶悪な男が現れる。家族の壮絶な闘いが始まる。
※暴力シーンが出てきます。苦手な方はスルーしていただければと思います。
※書影は取材写真から。

登場人物

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ファンレター

怒涛の最終話!

固唾を呑んで、最終話を読ませて頂きました。決闘シーンの迫力のすごいこと! 銀狼さんの作品は容赦ないところがあるので、このまま主要登場人物が死に至ってしまうのでは、と本気で思いました。でもラスト、川底から姿を見せるイトウが起こす奇跡たるや……! 壮大なスケールの、力強い物語に、心が揺さぶられました。こちらも大変、読み応えのある作品でした。 描写ですが、時おりラフスケッチのようになっているところが、やはり気になります。特に主人公の心情に触れる部分は、読者を置き去りにしないためにも丁寧にやった方 ... 続きを見る

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過酷な世界だらけ!

周平が魚の運命として語るセリフ「一瞬の油断で針にかかることがある」が、特に心に残りました。厳しい生活をしている人の言葉だからこそ、胸に響くのだと思います。大自然の過酷さもそうですが、戦争という世のうねりも人間を翻弄してやみませんね。今度は海の漁場に舞台を移して「それでも生きる」。勇の人生にエールを送りたいものです。 イトウはお菊? これもまた大自然の中でまれに見られる奇跡なのでしょうか。菊との再会を待ち望みながら、次回最終話を読みに来ます。

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第4話

観光地になっている網走刑務所を訪れたとき、まさにこの光景が再現されているのを見ました! 酷寒の地のタコ部屋……すさまじい世界ですね。それぞれ地獄から逃げてきた人同士。助け合って一緒に新しい生活に踏み出せるでしょうか。次も楽しみに読ませて頂きます。

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第3話

読んでいて「えー、そんな!」と叫んでしまいました。ここまででもさんざん苦労して生きてきたのに、菊はどうなってしまったのでしょう。 やっぱりここでも、大自然の猛威が牙を剥いていますね。でも人間のあさましさが描かれていないせいか、行間から非常に美しい光景が浮かびます。どうか周平の人生に光が当たりますように。

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第2話

熊の爪に、背中をかきむしられるシーンでは思わずぞっとしてしまいました(笑)! 銀狼さんの作品は、自然の厳しさを容赦なく描いているところが良いですね。 苦労の果てに、二人はようやく里山の穏やかな暮らしを手にいれたところですが……不穏な感じで第2話は終わり。続きをまた読みに来ます!

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酷寒の月

こちらを読み始めました。冒頭から、ハラハラするような脱走シーンですね。北海道の厳しい自然の描写に、圧倒される思いでした。 あちこち、修正をさせてしまって恐縮です^^。そしてお疲れ様です。 遊里からの足抜けというと、乙川優三郎さんの小説にも同じようなものがあったなあと思い出しました(遊女をやめて、最後は二人で漁師になる話)。こちらには銀狼さんらしい、厳しさを持つ物語を期待しています。この先も楽しみです!

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迫力ありました

おはようございます。 読ませて頂きました。初めは大きな魚との闘いの物語かと思っていました。すみません。 魚鬼は菊の魂だったのかと思っています。愛する人を見つめていたのですね。何年かして、周平は菊と再会すると期待して読んでいたのですが。でも、孫?も生まれ、菊の名前を貰った子と家族四人で暮らすのは、ひとつの幸せなんだなと納得しました。幸と勇、その名前は幸せと勇気の意味かと思っています。 戦闘シーンが迫力ですね。棒頭や熊との闘い、素晴らしいです!

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今晩は

今晩は。 ゆっくりですが、読ませて頂いています。 時代劇というのでしょうか。まだはじめしか読んでいませんが、今迄に読ませてもらったのは、現代ドラマだったので、そんな意味でもいっそうに新鮮です。足抜けって、こんなに準備に時間や手間がかかり、失敗したら怖いのですね。本当に命懸けです。逃げれて良かったです。続きを楽しみに読ませて頂きます!

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小説情報

魚鬼(イトウ)

銀狼  lone_wolf

執筆状況
完結
エピソード
6話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
北海道, 羊蹄山, 淡水魚イトウ, 釣り, 極道, 廓, 漁師, タコ部屋, 若者, 純愛
総文字数
30,585文字
公開日
2021年09月06日 22:35
最終更新日
2022年02月27日 18:51
ファンレター数
8