半狂乱のベースボール
野球をやる際、大事なのは自分をいかに冷静に半狂乱にもっていくかではないか。
常にそう考えていた。
しかし、それとは裏腹に俺は野球が下手だった。チームメイトもあまり上手なやつはいない。技術がないのに、精神力もないやつらばかりだ。俺はせめて精神力「だけ」はあるつもりだ。だが、それももうすぐ消えゆく運命の気がしていた。
カキーン
バッターの打った球は、綺麗な放物線を描いてレフトの頭上を越していく。ドタドタドタとバッターは走っていった。
だめだ。
嫌な胸騒ぎがしていた。
これは現実になるタイプのやつだ。
目次
完結 全1話
2022年08月31日 00:15 更新
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小説情報
半狂乱のベースボール
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 1話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 学園・青春
- タグ
- 【三題噺3】, 野球, コメディ
- 総文字数
- 1,935文字
- 公開日
- 2022年08月31日 00:04
- 最終更新日
- 2022年08月31日 00:15
- ファンレター数
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