呪いの作法

作者 桐乃桐子

[ホラー]

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「恨んではいない。許しもしないけれど」

目次

完結 全1話

2022年08月23日 17:29 更新

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自分を振り返ること

桐乃さん、こんばんは。 「呪いの作法」を拝読しました。確かに、じわじわと、そしてずっと続いていく怖さがありますね。 そしてこれは、自省を促すための作品として読むことができます。 ここに描かれる世界だけではもちろんなく、誰かを傷つけたことがないと思い込んでいる自分自身にも向ける話として……。 この主人公でさえも、そこに至らなければならないだろう、と読み手は考えます。 というきっかけになる素晴らしい作品だと思いました。 有り難うございました。

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ゾクッとしました……

桐乃さま、ご無沙汰しておりますm(__)m こちらの作品、拝読しました。 いやいやいや、怖いですよコレ(>_<) ホラーとかオカルトとか、ついでに言うとグロやスプラッターも全然平気な私ですけど、こういう心理的にジワジワと締め付けてくる冷酷な追い込み方って、何よりも怖いですね。 湊かなえさんの『告白』の第1章の雰囲気を感じました。 笑顔を交えるところが更に怖い:;(∩´﹏`∩);: 理知的な女性による冷静なモノローグ形式が、上手くはまった感じですね! 余談ですが、アト ... 続きを見る

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世界観に酔いました

もうタイトルからいい……。 救いのないほど愚かな若者(加害者)がヒロインを傷つけるために吐いた呪いの言葉たち、その言葉はすべて伏線回収されながら5寸釘のように加害者に打ち返されている。 「なにか呪いめいたことをされたのではないか」というゾクッとする心理戦、相手のセリフはなにもないのに、焦燥感、怯えがビリビリ伝わってくるのはお見事としか。 そしてモノローグで解き明かされるヒロインの過去も、引き込まれてしまい没入感がありました。サバイバーだ……。 セリフの一つ一つも端的で研ぎ澄まされているよ ... 続きを見る

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抉られるような哀しさ

読み終わった後、抉られるような哀しさを感じました。 計算され尽くした見事なモノローグ! それにしてもなんという救いのない事件。しかも、その後何も起こらなければ、この人たちは特に悪いことをした自覚もないまま、のうのうと生きていたのだろうと思うと、フィクションとわかっていても怒りに震えました。(なぜなら、自覚のない悪や暴力って本当に現実の中で起こるものだから…) 淡々と、おそらくは口元に笑みさえ浮かべて語る女性の顔が思い浮かびました。それを「ゾクっとする」と感じる人もいれば、ひたすら哀しいと思 ... 続きを見る

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自分の罪

桐乃さんの新作だ! あ、課題文学賞3、背筋がゾクッとする話に参加されたんだな。 タイトルと作品紹介だけですでにこわい‼ こんなふうにわくわくしながら読み始めました。 実は怖い話やホラーなど全般苦手だったのですが、みなさんが今回のコンテストに参加されている作品を読ませていただいて、そして南ノさんに書いてみたらと声をかけていただいて、「背筋がゾクッとする話」を考えるようになりました。これまでそういった本も映画もほとんど避けてきたので、全く思いつきませんでした。でも、自分でも考えるよう ... 続きを見る

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小説情報

呪いの作法

桐乃桐子  sarusuberi424

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
ホラー
タグ
【課題文学賞3】
総文字数
1,736文字
公開日
2022年08月15日 02:30
最終更新日
2022年08月23日 17:29
ファンレター数
5