セリフ詳細

「そこには一個の人格がそなわっている。こうした統一体を成り立たせるのは、各人と各人の契約である。契約は、各人が各人に対して次のように宣言する形でおこなわれる(もっとも、これは擬制であって、実際にそのようなことをするわけではない)。『みずからを治める権利を、私はこれこれの人に(あるいは、これこれの合議体に)譲渡する。ただし、それには条件がある。すなわち、あなたもみずからの権利を同じ人物に譲渡し、その人物のすべての行動を正当と認めなければならない』」[②:P20-21]

作品タイトル:「市民社会」と「公共性」あるいは「国家」とは何か?

エピソード名:9 ホッブズ(VS)新自由主義

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

51|社会・思想|連載中|25話|58,896文字

市民社会, 公共性, 社会哲学, 哲学, 思想, 社会学, 政治, 民主主義, 国家

139,072 views

「市民社会」と「公共性」、及び「国家」について学説を整理しながら考えていきます。