セリフ詳細

ホッブズは、いわゆるピューリタン革命(1642-49)の時代を生きている。

当時の統治システムは、田中浩さん曰く「『国王の権限は法(制定法、コモン・ロー)によって、さらには議会によって制限される』というイギリス伝統の『制限・混合王政論』」に基づいていた[田中:P28]。

王権は議会により制約されていた(とりわけ課税権が)。

ところがね、17世紀に入ると、国王が権限の拡張をもくろむようになる。

でね、当然のごとく、議会と対立するわけだ

作品タイトル:「市民社会」と「公共性」あるいは「国家」とは何か?

エピソード名:9 ホッブズ(VS)新自由主義

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

51|社会・思想|連載中|25話|58,896文字

市民社会, 公共性, 社会哲学, 哲学, 思想, 社会学, 政治, 民主主義, 国家

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「市民社会」と「公共性」、及び「国家」について学説を整理しながら考えていきます。