同じ時間、空間を、その場に居合わせたそれぞれの人の一人称で書くという試みの習作です。裏設定として拙作『雪町フォトグラフ』のスピンオフという要素を入れ、作中の「涼月」を舞台に、物語の数年後のある一日を描いた連作短編です。

■登場人物■
第一話の語り手
テーブル席の女性： 戸川 綾香（とがわ あやか）
第二話の語り手
奥のテーブル席の男性：霧谷 遼（きりたに りょう）
第三話の語り手
カウンター奥の男性：宮間 澄人（みやま すみと）
第四話の語り手
奥のテーブル席の女性：奥田 優美（おくだ ゆうみ）
第五話の語り手
カウンター中央の女性：西島 絵蘭（にしじま えらん）
第六話の語り手
カウンター手前の男性：須田 義男（すだ よしお）
第七話の語り手
アルバイトの女性：氷月 風音（ひづき かざね）

友情出演（第七話）
最後に入ってきた女性：椋沢 深雪（むくざわ みゆき）

Special Thanks
珈琲 涼月
店主：澤木 健介（さわき けんすけ）

話題にだけ登場する人物
作曲家：西島 露明（にしじま つゆあき）