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《交感》の形而上学者ロレンスとそのエゴティズムについて――"蛇"詩理解のために

30|創作論・評論|完結|9話|17,350文字

D・H・ロレンス, ヴィクトリアニズム, エロス, ピュリタニズム, ネオ・ピュリタン, ロレンスの蛇, エゴティズム, アダムとエバ, ダーザイン, 聖書の蛇

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学生時代(およそ50年近く前)に書いた論文からお届けする、古い古いロレンス解釈の小論です。セピア色を超えてウーロン茶色になってしまった論集(紙の本)を、これまた古い古いスキャナーを使って文字をほじくり出したので、ところどころ、誤変換や誤字脱字の類いがあると思いますが、指摘していただくと、大変ありがたいです。とくに英語表記のところは、もともとの印刷自体が間違っていて、半世紀も経ったいま、どんな単語だったか、憶い出せないところもあり、仕方なくそのままにしているところもあります。また、いちいち文献を漁って校閲するなどという体力も気力もないので、それも指摘していただくと昇天するほど嬉しいです。拙い若書きの文ですが、時間泥棒とならなければ幸い。なお、脚注のあるところはページが跨る場合が多いため、その単語もしくは文の後ろにパーレンで括って示すことにした。出典も示していたが、スペリングが不確かなため、よほどのことがない限り、割愛している。ご容赦願いたい。

もくじ

登場人物紹介

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小説情報

《交感》の形而上学者ロレンスとそのエゴティズムについて――"蛇"詩理解のために

岬 龍三郎  nicson

執筆状況
完結
エピソード
9話
種類
一般小説
ジャンル
創作論・評論
タグ
D・H・ロレンス, ヴィクトリアニズム, エロス, ピュリタニズム, ネオ・ピュリタン, ロレンスの蛇, エゴティズム, アダムとエバ, ダーザイン, 聖書の蛇
総文字数
17,350文字
公開日
2019年09月03日 23:10
最終更新日
2019年09月09日 08:05
応援コメント数
4

応援コメント一覧

深遠かつご丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

一応、老いさらばえたとはいえ、息をしていますから、「生の声」と言ってもいいのではないでしょうか。もっとも、家内から顰蹙を買っているくらい物忘れが酷く、30分ほどまえにあった電話の主さえ忘れる歳となり、認知症の走りを実践している身柄ゆえ、あまりエラそーなことは言えません。確かに、田口さんがコメントしてくれなければ、この会話も存在しなかったことでしょう。まさに僥倖ともいえる邂逅に感謝です。 さて、彼が文明と非文明が自分の中で同居する矛盾を乗り越えられないまま亡くなったことは、私にとって残念であ ... 続きを見る

通読させていただきました。

D・H・ローレンスについて、学者先生のアカデミックな論文ではなく生の意見を聞いたのは初めてなので(しかし、半世紀前の声を生と言っていいのでしょうか?)、貴重な経験になりました。おそらく、ローレンスについて滔々と話す人と会うのは一生に一二回しかないと思うので。 私もローレンスに対して思うところはありますが、ここで自論を展開すると収集が付かなくなるので、次のことだけ書き留めておきます。 D・H・ローレンスの意識には常に潔癖と孤独が付きまとっています。この病的とも言える気質が信仰、性、死などを ... 続きを見る

tomorrow3さま

知ったかぶりの若気の至り(学部生の分際)が書かせた駄文ですが、お目に適えば幸い。筆者も畑違いの不粋者で、この当時、文学とやらには縁がありませんでした。ほんの短い文章ですが、折を見てアップしていきますので、時折、覗いてやってください。

こんなところでD・H・ローレンスと出会うとは

私は尊敬している作家を挙げよ、と問われたとき、複数人挙げるのですが、必ずD・H・ローレンスも含まれております。 プレッシャーに思われたくはないのですが、他人が見るローレンス像がどのようなものか非常に興味があります。 私が英文を書くさい、参考にする作家は何人かいるのですが、そのなかの一人にD・H・ローレンスがいます。彼のぶっきらぼうかつ叙情的な文章は何世紀経っても通用する強度があると私は思っています。 ただ、私の専門は文学ではなく、物理学なので、本格的にローレンスの研究をしたことはありません ... 続きを見る

作者プロフ

岬 龍三郎  nicson

19X8年、いまは無き幻のT県NT郡F町に生まれ、K市K区Kで育つ。2017年4月カクヨムの存在を知り、親友の死を機に半自伝的玄冬小説『自堕落の報酬』を一年半かけ、懺悔の念を籠めた遺書のつもりで執筆。少しでも多くの読者の目に留まればと願い、同小説を『薔薇の名残』と改題し、本サイトにて公開することとした。併せて、岬がこれまでに編集者として手掛けた各著者の作品、とくに電子出版されていた諸作品も順次、ここにおいて公開していくこととする。命尽きれば、それまで――。生き急いではいるものの、更新がなければ、 岬にはその力がなくなったと思ってもらいたい。

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