国彩化時代のニホンゴ

[創作論・評論]

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著者がコピーライターや編集者としての経験をもとに80年代後半から唱え始めた<意匠ことば学>。その見地から著したニホンジンの言語生理に関する論考である。この本が出版されるやすぐに兵庫教育大学大学院・学校教育研究科言語系コースの入試問題に採用された。それからおよそ四半世紀以上を経たいま、2019年までの補追論考を加えて発表するニホンゴ分析論。
ニホンジンと西洋人、その間に潜む彼我のギャップが国際化時代の歪みを生む。ニホン独特の島国ことばの言語生理を克服しなければ誤解を生む可能性大。ランゲージデザインの視点に立ち、ニホンゴ学者やニホン文化論者の言語資料をふんだんに用い、その誤謬を読み解く。
なお、この手の「評論系」のものは、出版された書籍や論集などの印刷物からOCRで文字をスキャンしたものなので、ところどころ誤字・脱字の類いが散見されると思う。筆者なりにアップしたあと、チェックはしているが、それでも1話につき数箇所にマチガイがあるときがある。自分で読んでいては気づかない場合が多いので、もしお気づきになった場合はご指摘いただければ幸い。

目次

完結 全26話

2020年05月12日 16:16 更新

  1. 目次2020年02月27日
  2. 第1話 はじめに2020年04月05日
  3. A.ニホンジンはムシが好き

  4. 第2話 昆虫ばかりがムシじゃない2019年11月10日
  5. 第3話 動物もニンゲンの延長2019年11月20日
  6. 第4話 西洋の民話と日本の民話2019年11月10日
  7. B.VCV言語は手マリ歌パターン

  8. 第5話 母音がないと通じないニホンゴ2019年11月10日
  9. 第6話 母音がなくても意味のつかめるエーゴ2020年04月17日
  10. 第7話 音節言語とモーラ言語2020年04月17日
  11. C. エーゴにも大和言葉はある

  12. 第8話 学校で習ったエーゴ発音2020年03月02日
  13. 第9話 格調高い英語を話す旧ニホンジン2020年04月17日
  14. D. 漢字と単語の大いなる関係

  15. 第10話 ローマ字とエーゴ字のちがい2019年11月14日
  16. 第11話 区別できますか、アナタ2020年03月02日
  17. 第12話 チンプンカンプンな漢字の読み(1)2020年03月02日
  18. 第13話 チンプンカンプンな漢字の読み(2)2019年12月14日
  19. 第14話 チンプンカンプンな漢字の読み(3)2020年04月15日
  20. E.ニホンゴとエーゴの意匠性

  21. 第15話 ニホンゴしか喋らないニホンジン(1)2019年11月17日
  22. 第16話 ニホンゴしか喋らないニホンジン(2)2020年04月06日
  23. 第17話 ニホンゴしか喋らないニホンジン(3)2019年11月18日
  24. 第18話 エーゴ圈人的発想の言い回し(1)2019年12月27日
  25. 第19話 エーゴ圈人的発想の言い回し(2)2020年04月14日
  26. 第20話 エーゴ圈人的発想の言い回し(3)2019年12月02日
  27. 第21話 エーゴ圈人的発想の言い回し(4)2019年12月12日
  28. 第22話 《考え方》を軸にしていうエーゴ(1)2019年12月23日
  29. 第23話 《考え方》を軸にしていうエーゴ(2)2019年12月25日
  30. 第24話 《考え方》を軸にしていうエーゴ(3)2020年05月12日
  31. おわりに

  32. 第25話 おわりに2020年05月10日

登場人物

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ファンレター

田口梓さま

お久しぶりです。貴重なご意見、というより、貴重なアドバイスありがとうございます。非常に参考になります。これからもいろいろ、教えてくださいね。この齢になると、新しくモノを考えられなくなるのです。とてもありがたい。 なお、受け身文に関しては、『気の弱いひとのエーゴ』のほうで、「迷惑の受け身」と「makeランゲージ」との絡みで書いていますので、おヒマなときにでも読んでやってください。

意味上の受身文

英語の文法構造の勉強をすると、その簡潔さに驚くばかりです。簡潔だから、他の言語より優れているとは言いませんが。 日本語と中国語には意味上の受身文というものがあり、文法構造という観点から考えると、これがなかなか曲者です。 例えば、 手紙は書き終わった。 という文章があるとします。 もちろん、日本人はこの文章を「ある手紙があって、それが何かを書いたんだな」とは捉えません。この文章を書き換えるとすれば、 私は手紙を書き終えた。 とするのが普通でしょう。 この文章では ... 続きを見る

切るなでは無く着るな

すみません。誤変換でした。

鯨と七面鳥

まさに私が言いたいことを代弁してくださいました。アメリカ人が七面鳥を食べるように日本人は鯨や馬を食べる。それは食文化の違いです。私は人間より犬の方が好きと豪語するほどの犬好きですが、中国人が犬を食べる文化を否定はしません(野良犬や飼い犬を拐って撲殺して食べることは断じて許せないし、私は餓死の危険が迫らない限り絶対食べませんが)。ロシア人に毛皮を切るなというアメリカ人、じゃあマイナス40度で毛皮無しで外を歩けと言いたくなります。牛も鯨も哺乳類ですが、牛は可哀想じゃなくて馬や鯨は可哀想、それは感情論 ... 続きを見る

亜希子さま

御作は楽しみながら拝読させていただいています。いつもながらの洒脱な文章に舌を巻いています。本論も、ネイティブならぬエーゴのシロートが四半世紀以上も前に書いたシロモノ、かつOCRでスキャンした自炊作品なので、間違いや誤解があれば、ぜひとも参考にさせていただきたいと、手ぐすね引いてお待ちしております。引き続き、お愉しみいただければ幸甚です。

音の表現が素敵な日本人

表現にムシや音声を駆使する日本語。ああ、そうだったと思わず手を打ちました。私は22年アメリカに住んでいて日常生活はほぼ100%英語という生活をしながら、好きで日本語の小説を書いていますが、日本語は確かに擬音が多いし、その擬音で物事を表しますよね。例えばワンワンやニャンコみたいに音声がそのまま名詞になったり、ドキドキとかそわそわとか感情も音で表現する。そういえば林真理子のデビュー作も「ルンルン買っておうちへ帰ろう」だった。こんなに豊富な擬音を持ち、擬音で感情表現する言語って無いですね。日本人はアメ ... 続きを見る

小説情報

国彩化時代のニホンゴ

岬 龍三郎  nicson

執筆状況
完結
エピソード
26話
種類
一般小説
ジャンル
創作論・評論
タグ
自己矛盾的応答文, 自己責任回避型構文, 非人称主語, ≺なる≻文の没主体性, 音節言語とモーラ言語, 西洋的「獣」観, ニホン的「畜生」観, VCV言語, 音節言語, ハイブリッド言語
総文字数
156,590文字
公開日
2019年11月08日 22:29
最終更新日
2020年05月12日 16:16
ファンレター数
6