本の話

作者 かめ

[創作論・評論]

44

33,573

7件のファンレター

今まで読んだ本の話です。
ジャンルの住み分けがよく分からず、「評論」になるのか…
そんな堅苦しいものではありません。

目次

完結 全70話

2022年03月11日 23:14 更新

  1. 第1話 本を通じて2021年07月04日
  2. 第2話 カフカの「変身」2022年01月21日
  3. 第3話 漱石のいた頃2022年01月21日
  4. 第4話 「吾輩」君の最期2022年01月21日
  5. 第5話 「門」2021年07月09日
  6. 第6話 「風邪の効用」2022年03月11日
  7. 第7話 大江健三郎 2022年01月21日
  8. 第8話 中村うさぎと五木寛之2022年01月21日
  9. 第9話 エッセイ本のこと2022年01月21日
  10. 第10話 「寄生獣」で心に来た場面2022年01月21日
  11. 第11話 「火の鳥」2022年01月21日
  12. 第12話 「罪と罰」「虐げられた人びと」「賭博者」2022年03月11日
  13. 第13話 「地下生活者の手記」2021年07月05日
  14. 第14話 「おかしな人間の夢」2021年07月05日
  15. 第15話 ニーチェの狂気に2021年07月05日
  16. 第16話 椎名麟三のこと2021年07月05日
  17. 第17話 椎名麟三のこと(2)2021年07月06日
  18. 第18話 モンテーニュ2021年07月06日
  19. 第19話 モンテーニュの肖像画2022年01月22日
  20. 第20話 ソクラテスの「ダイモーン」2021年07月06日
  21. 第21話 「ソクラテスの弁明」2021年07月09日
  22. 第22話 ブッダの本2022年01月21日
  23. 第23話 手塚治虫の「ブッダ」2021年07月06日
  24. 第24話 「荘子」2021年07月07日
  25. 第25話 もう少し、荘子。2021年07月07日
  26. 第26話 もう少し、荘子(2)2022年01月21日
  27. 第27話 「徳」2021年07月07日
  28. 第28話 高野悦子が生きていたら2021年07月08日
  29. 第29話 「二十歳の原点」2021年07月08日
  30. 第30話 「二十歳の原点序章」… 大学とは何だったのか2022年01月22日
  31. 第31話 運命らしきもの?2022年03月11日
  32. 第32話 漱石の目線2021年07月28日
  33. 第33話 三島由紀夫2021年08月05日
  34. 第34話  大江健三郎「万延元年のフットボール」2022年01月22日
  35. 第35話 本の話2021年08月05日
  36. 第36話 タイミング2021年08月07日
  37. 第37話「ぼくを探しに」2022年01月22日
  38. 第38話 大江健三郎「われらの狂気を生き延びる道を教えよ」2021年08月10日
  39. 第39話 セネカ「生の短さについて」2022年01月22日
  40. 第40話 ギリシャの神々2021年08月25日
  41. 第41話 芽むしり仔撃ち2021年08月25日
  42. 第42話 「個人的な体験」2022年01月22日
  43. 第43話 「追いたい」作家と「もういいや」作家2021年08月27日
  44. 第44話 「個人的な体験」(2)2021年08月27日
  45. 第45話 大江健三郎「万延元年…」2021年08月27日
  46. 第46話 「待つ」2021年08月28日
  47. 第47話 椎名麟三の「時はとまりぬ」2021年08月28日
  48. 第48話 田山花袋と中勘助2022年01月22日
  49. 第49話 読むのがもったいないと感じる本2021年08月28日
  50. 第52話 蒲団2021年08月28日
  51. 第53話 読書する理由2021年08月28日
  52. 第54話 死の哲学2021年09月01日
  53. 第55話 大江の「万延元年…」を読んで2022年03月11日
  54. 第56話 大江健三郎の「遅れてきた青年」は2021年09月03日
  55. 第57話 遅れてきた青年2021年09月03日
  56. 第58話 「永遠の夫」2022年01月22日
  57. 第59話 キルケゴールの誘惑2021年09月04日
  58. 第60話 「永遠なる序章」を読み返し2021年09月05日
  59. 第61話 「永遠なる序章」を読み返し(2)2021年09月05日
  60. 第62話 なぜ忘れられたような作家たちを2021年09月05日
  61. 第63話 信ずるということ、その土台からの陥落としての2021年09月06日
  62. 第64話 ふるほん市2021年09月08日
  63. 第65話 「自由の彼方で」2022年03月11日
  64. 第66話 共感のもたらすもの2022年01月21日
  65. 第67話 キルケゴールとニーチェ、フロイト2021年09月16日
  66. 第68話 本の存在、執筆者の存在2021年09月17日
  67. 第69話 イエス・キリストの「復活」2021年09月19日
  68. 第70話 虞美人草2022年01月21日
  69. 第71話 本に対して2021年09月21日
  70. 第72話 白夜2022年01月21日

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

41話

かめさん、こんにちは。 今朝通勤途上で『芽むしり仔撃ち』を読み終えました。 朝仕事前に読む内容ではないよなあ、と思いつつ。 『万延元年のフットボール』を先に読んでいるせいか、驚きが少なくなってしまいましたが、 子どもの純粋さを大人の世界に当てはめていくやり方と、それに抵抗する僕がジンと来ましたね。 もう実感として、この登場人物たちや景色は分かりにくいのですが、それでも入り込めてしまいました。 数日の王国って、模索して抵抗する思春期ですね、きっと。 この中の、いなくなってしま ... 続きを見る

返信(1)

13話

かめさん、こんにちは。かめさんに影響を受け、約二十五年ぶりにドストエフスキーを読んでみました。 これはきっと、他の様々な小説以上に、読む時の境遇で感じ方が全然違うなあ、と。 おそらく今僕は安定しています。以下の感想だったので。。 Ⅰはブログなどでは毒を吐く人。 Ⅱはちょっといじけた青年男子なら共感できるであろう鬱屈と破壊願望。 Ⅱは特に、懐かしい気持ちになりました。水商売の女性に説教とか、もう、やりそうで。 ユーモア小説かと思ってしまいましたよ。こういう手法のコメディ、結構あ ... 続きを見る

返信(1)

42-44話

かめさん、こんにちは。 昨日、『個人的な体験』を読み終えました。ので、改めてこちらを拝読。 ラストはそうなるだろう、というのは僕も思いました。 残りのページ数を手指で感じつつ、どうやってそっちに持っていくのか、を楽しみに読み進めた印象です。 その点では唐突な気もしますが、火見子や知人が、 赤んぼうを救う方向に話を持っていこうと説得(とまではいかないが)しだすところで、 当事者とそうでない者の違いを見せつけられての、突発的行動、というところでしょうか。 『万延元年のフットボール』より ... 続きを見る

返信(1)

第59話と第67話

はじめまして。キルケゴールとニーチェ、フロイトを併読してらっしゃるのですね! 15歳からずっとキルケゴールを読みたいと思っておられたとは、哲学少年だったのですね。いまは、キルケゴールの何を読まれているのですか? キルケゴールはさまざまな著作で独自のキリスト教理解を示していて、わたしも参考にしています。 キルケゴールが「沈黙のヨハンネス」という筆名で発表した『おそれとおののき』は、旧約聖書に登場する主人公アブラハムについて論じています。わたしは現在、バイブル・スタディを連載中なのですが、どこか ... 続きを見る

返信(1)

34話

おはようございます。『万延元年のフットボール』、大作でしたね! これは僕も今年ようやく読み切ることができた本です。異常なグロテスクから入って、妻と子の存在、謎に態度のでかい弟、と何だか嫌な世界に入っていきましたが、これに田舎の習俗・歴史を絡め……。難しくて一気に読めないから、間を空ける。なのに前の展開を(あまり)確認しなくても読めるだけのインパクトを残している。そういうのを大作と称していいのかな、と思いました。そして、こういう作品、大江健三郎の家族はどう思うのかな? と心配になった僕は、やっぱり ... 続きを見る

返信(1)

二十歳の原点

こんにちは。このシリーズ、僕は高校生の頃に読みました。女子の日記を読むというドキドキもありましたが、かめさんのおっしゃる通り、結末を知っているからこそ読者がいると思った本でした。日記だから、今のブログとは違い、他人に読まれることは想定されていない文章。だから本気のみ。それが良かったのでしょう。あの頃、「完全自殺マニュアル」だったかな、あれと高野さんの三冊を本棚に並べてました。そこまで深刻ではなかったけれど、そういう選択肢がある、とむしろ吹っ切れたことを思い出しました。有り難うございました。

返信(1)

夏目漱石!

かめさん、こんにちは。新しい連載が続々と上がりますね。さて、本の話題ですが、偶然にもまさに今、『吾輩は猫である』を再読中です。小学生時代に私も読んでいますので、ネタバレ云々ではないですよ。あの頃は確かに、難しい言葉が多くて、面白いのだかどうだかも分からなくなっていましたね。「吾輩」そのものについての話題だけは確実に面白かったかな。自嘲、皮肉、厭世に江戸から明治への時代変化を掛け合わせた名作ですね。

返信(3)

小説情報

本の話

かめ  soyogo0305

執筆状況
完結
エピソード
70話
種類
一般小説
ジャンル
創作論・評論
タグ
読書, 本
総文字数
65,670文字
公開日
2021年07月04日 22:52
最終更新日
2022年03月11日 23:14
ファンレター数
7