輝石を待ち侘びて

[その他]

13

4,385

0件のファンレター

ここではないどこかを求めて辿り着いた先は曇りきった海辺。重たい空の下、彼女は言った。
「なぜ、迷うの?」
質問を重ね、遠くでざわめく過去の記憶。自分は何者で、どこに向かっているのだろう。
次の場所も、またその次の場所でも続く不可思議な光景。まるで夢うつつな道の上を歩き続け、あるとき彼は隣で言った。
「何を見たいですか」
掴みかけた自分の輪郭。そのとき、宝石が煌めいて溶けた。
「ただいま」

そこで目にしたのは、自分の旅の価値。

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

ファンレターはありません

小説情報

輝石を待ち侘びて

木之下ゆうり  yuyuyu9

執筆状況
完結
エピソード
9話
種類
一般小説
ジャンル
その他
タグ
中編, 旅, 自己理解, ファンタジー
総文字数
13,692文字
公開日
2021年08月09日 17:11
最終更新日
2021年08月15日 11:11
ファンレター数
0