カサンドラな私

[現代ドラマ・社会派]

21

5,096

1件のファンレター

兄弟姉妹間の親による差別・区別で傷つく人は、多い。大抵は、差別された方が心に傷を持つ。
けれども、実は優遇されているもう一方の子供も、被害者だということに気づいてほしい。
ある意味、彼らの方が深刻かもしれない。大人になって、甘やかされたツケを自分で払わなければいけないけれど、まずそのことを認識できていない。そうして、ずっと勘違いの人生を歩まされる。
ああ、なんて罪深い親の愛。
ストーリーの姉妹は、この先どんな人生を歩むのか。心の奥の悲しみに、今度こそさようなら。

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

母親に聞いてみたい

この姉妹の話は、よくわかった。デフォルメは少しはあれど、長女はつらく当たられ、お姉ちゃんとしての自分でいることだけが、家族としていられる条件になる。でも、母親はなぜこうも長女に当たるのか? それは謎だ。妹が、お姉ちゃんは自分のためなら彼氏までひきとってくれると思うほどの自己中心性もよくわかるし、離れる決断は正しい。筆者は、赤裸々に、家族の確執を内面をえぐり出すように描いていて、苦しくないかな、と思った。中途半端に、和解しないところが筆者の持ち味だろう。凛とした奈津に比べ、征二の同情を誘い関心をか ... 続きを見る

返信(0)

小説情報

カサンドラな私

多利田 くみ Kumi Tarita  trdpy132

執筆状況
完結
エピソード
6話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
姉妹, 虐待, 姉妹間格差, ナツメグ, セージ, 生まれた順番
総文字数
24,806文字
公開日
2019年03月06日 17:14
最終更新日
2020年02月06日 07:00
ファンレター数
1