〈空と亡国の書〉世界の涙の魔女

作者 とよね

[ファンタジー]

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「さあ――
 顔と心を歪ませて、私を憎みなさい」



ガイア教。
忘却の彼方。ガイアは人類を生み出して、四つの星に送り込んだ。

 第一の星はピション。
 第二の星はギホン。
 第三の星はチグリス。
 第四の星はユーフラテス。

大いなる〈災厄〉によって星間通信手段を失い孤立した人類は、人格を持つ存在としてガイアすなわち地球について語り継ぐ。
地球は信仰の対象となったのだ。



第一の星ピション。
色と形を有するあらゆる象徴からエネルギーを引き出す『紋様術』によって繁栄を得るも、その文明は一夜にして滅び去る。
〈災厄〉を生き延びた人々は、大地を癒す大いなる紋様『世界の涙の器』の庇護のもと、細々と暮らしていくしかなかった。

それから1000年。

『世界の涙の器』はひび割れ、ピションの大地は水没し始める。
それは、器を保持する『世界の涙の魔女』が無能であるためと信じられていた。
紋様兵器として生み出された少年イグネフェルは、紋様術師である父に命じられるまま魔女討伐の旅に出た。
この戦いが、ピションに暮らす全ての人を救うと信じて……。


アイコンはフリーアイコンメーカーCHARAT様にて作成しました。

登場人物

イグネフェル

本作主人公の紋様兵器。魔女を討伐するべく旅に出る。

涙を流す機能がない。

ヴィオレンタ

本作のヒロイン。

セレナル

『世界の涙の魔女』。

30年前の器継承戦争によって魔女の地位を継いだ。

ミクリラ

30年前に名を上げた英雄オーレリアの孫娘。

ナーシュ

イグネフェルの創り主。

30年前の器継承戦争で息子イグネフェルを失い、自身は顔面を奪われた。

ヴィゼリー

西の浮遊要塞の司令官。生ける紋様兵器。

リーセリー

ヴィゼリーが連れている紋様兵器。

オーレリア

30年前の器継承戦争の英雄。ミクリラの祖父。

アグア

東の浮遊要塞の司令官。

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小説情報

〈空と亡国の書〉世界の涙の魔女

とよね  Toyone

執筆状況
連載中
エピソード
19話
種類
チャットノベル
ジャンル
ファンタジー
タグ
シリアス, ロードノベル, バトル, 不定期更新
総文字数
26,763文字
公開日
2018年05月11日 20:28
最終更新日
2019年06月13日 20:05
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