男の眼

[歴史]

49

3,931

5件のファンレター

上野の方角から轟くような砲声が聞こえてきた。
理久は道場の板の間に膝をついて、再びあの文を開いた。そこには――

目次

完結 全1話

2021年02月10日 12:03 更新

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

ほんとうに

このような、本格的な時代物もお書きになるのですね、すばらしい。スッと頭に入ってくる文章で一気読みしました。 私には書けない分野なのでうらやましいです。(*^。^*)

返信(1)

まさに大人向けの小説

最初読んだときは「さすが上手だな」という印象でした。昨日あたりからなぜかまたこの小説がジワジワ気になりだして、今再読したところです。いや、この小説、何度でも繰り返し読めるし発見があります。最後まで読んでから、もう一度古今集の和歌に立ち返ってしまいました。好きだ嫌いだ言わなくても滲み出る切なさ……清廉な余韻。(ファンレター多いので私は遠慮しようかと思ったのですが、我慢できずに出してしまいました!お忙しいと思うので返信は不要ですよ(^^)/)

返信(1)

馥郁とした読後感でした

2000字と歴史小説としてはとても短い中に、市井の登場人物にさりげなく語らせる世情の不安定さや、付け文の文章で、すっとその時代の空気を吸っている気持ちになれました。そして主人公「理久」の心の移ろいが鮮やかに描かれていて、温かい馥郁とした読後感でした。やっぱ、男は(女も)心よね! と何度もうなずいてしまいました。

返信(1)

う~ん、ステキ!

さすが三奈乃さん! 時代小説もよく読まれてきたことが、文章からすごく感じられます。 この切ない感じ、私も好きだなあ~。色男の方に惹かれかけていたヒロインが、砲撃音の中で朴訥な男の方に目覚めるところが、とても魅力的だと感じました^^。

返信(1)

彰義隊

恋愛と武士の意地を貫いた戦いが、短い中に凝縮されていて、見事な作品だと思いました! 彰義隊士の墓は上野公園にありますが、あまり知られていないですよね。上野で戦いがあったことを知らない人も多いだろうと思います。上野公園内に西郷隆盛の像もあって皮肉に感じます。短編の彰義隊士は、生き残ったのですよね? 生きて戻ったから、主人公の女性と結婚して、子孫に馴れ初め話が伝えられたということですよね。

返信(1)

小説情報

男の眼

南ノ三奈乃  minano

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
時代小説, 幕末, 彰義隊, 女主人公, 掌編, 短編
総文字数
2,000文字
公開日
2021年02月02日 17:14
最終更新日
2021年02月10日 12:03
ファンレター数
5