
道標の烏 ~京大今昔物語~
ミノルは帝国大学で学ぶ医学生。その学友である四郎は、美人女学生・亜矢子とミノルの関係をよくからかう。ミノルと四郎は思ったことを言い合う気の置けない親友だった。やがてミノルは亜米利加のコルンビア大学に留学する。留学先の原子核物理学の教育現場で、その将来的用途について教授フェルミルと学生ジンスが対立するのを目の当たりにする。人間は核エネルギーを手にしたとき、それを創造の道具とするのか、破壊の兵器とするのか。やがて亜米利加から帰国したミノルと四郎もそれぞれの先端医学技能を正反対の方向へ使い出す・・・
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完結 全13話
2022年10月28日 19:26 更新