NOVEL DAYS超短編コンテスト#6「嘘」結果発表!

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超短編コンテスト#6

「嘘」

結 果 発 表 !

特別賞受賞作

「青戸くんはどうして嘘をつくのか」

(remonnarashi 様)

 

嘘というテーマで毒っけの多い、良い意味で後味の悪い作品が多い中あまりにもシンプルでこのテーマでここまで裏のない作品を書けることにとても感動しました。

私はミステリー物が大好きでよく読むのですがそういった作品に慣れすぎていたせいか、この作品を読んだ時に青い鳥文庫の前で一生懸命次の読みたい本を探していた頃を思い出してとても心温かくなりました。

次書店に立ち寄った際は昔好きだった児童書も一冊選んでみようかなと思います。素敵な作品をどうもありがとうございました。

青戸しの

 

受賞作

「lie hard」
(名野 映 様)

めちゃくちゃおもしろかったです。「触ると嘘が現実になる能力」という設定を発明された時点で勝ちですが、その多くのバリエーションを短い中で披露し、エスカレーションさせ、落とし所もこれ以外にない! 短編ならではの魅力があり、某映画をもじったタイトルも効いています。

作品としての質はもちろん、汎用性の高い魅力的な設定を発想していただきましたので、受賞作に選ばせていただきました!

 

 

「母というのは」
(肴 様)

たまらないですね。すごい。ワンテーマでやりきった強さ、あたたかくやさしい文体、嘘というお題からこれを書こうと決めたアイディア力に完敗です。冒頭とラストの呼応もいいですね! 

世のお母さんについて辛いニュースが多い昨今、このような作品を書いてくださった心意気にも感動しました。私も、嘘をつきたくなりました。

 

 

青戸しのさんよりメッセージ

今回私の考えたテーマで本当に沢山の方に応募をして頂きただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

良い意味で後味の悪いミステリーや心温まるお話、終始ドキドキさせられるファンタジーなど本当に幅広い作品を1読者としてとても楽しませて頂きました。

少ない文字数でここまで人の気持ちを動かせるなんて本当に凄いなぁと稚拙な意見ですがしみじみと感じました。

素敵な作品ばかりで久しぶりにワクワクしながら沢山の小説に没頭する時間をつくることができました。

本当に本当にありがとうございました。

青戸しの

 

全体講評

お題が「嘘」だったので、ミステリー要素の強い作品が多くなるかと思いきや、意外にほろりとくる人情物、純文学に恋愛小説、ホラーにミステリー、と、過去最高に幅広いジャンルの作品を読ませていただきました! どれもおもしろく、選考が本当に大変で、ぎりぎりまで受賞作候補が8作品残っていました。

こういうシンプルなお題のほうが、作家の個性が活きるのですね。みなさん楽しんで、のびのびと書いてくださったような気がしています。ご応募ありがとうございました!

今回は「2000文字以上5000文字以内」という応募規定から外れた作品がいくつかあり、残念でした。規定外の作品もとてもおもしろかったので、次回ご応募いただく際はぜひ、字数を守って投稿してください!

 

 

また読みたい!

「メインディッシュは嘘」
たまげました。文、人、展開が三位一体となった秀作! 語りと騙りが絶妙にマッチしていて、オチもきれい。

 

 

「まふくたまろ」
会話だけでここまで読み手に情景を想像させるのは並大抵のことではない。二転三転する真相は、読み返してもおもしろい!

 

 

「鳰(にお)はもう来ない」
ミステリー部分もさることながら、図、文体、キャラクターがバランスよく調和していました。日常の謎をとても魅力的に書いていただきました!

 

 

「一年越しのウソ」
説明しすぎていないところがいい! こちらも切ない気持ちになりました。内面を過剰に描かず、人物の行動で描写されたのが大正解だったと思います。

 

 

「君を嘘が支配しても」
なるほど、嘘しかつけなくなるということは、発言の反対が必ず本音になる、ということですね! このアイディアをハートウォーミングな物語に仕立てた著者の感性に拍手です。

 

 

「私の娘」
作家が個室以外で、誰かが見ている状況で缶詰をしている、というのがあまりないので新鮮でした。興味深く、楽しませていただきました。

 

 

「エクスデスと遊び人」
不覚にも涙腺が緩んでしまったのは、こちらがドンピシャの世代だからでしょうか。タイトルもお見事。他にどんな作品を書かれるのかとても興味がわきました!

 

 

「オレンジジュースのとりもどしかた」
まっすぐな作品で、読み手に嬉しいサプライズも用意されていて、するすると楽しく読める良作でした。内面もとてもうまく描かれています!

 

 

「あの男」
お題の枠を超えた凄絶な小説。すべてが思うように運びすぎているところが気になりましたが、読者に与えるインパクトは投稿作中一番だったかもしれません。

 

 

「フードコートのミステリー」
気持ちいい! ネタバレになるため具体的に書けないのがもどかしい……。彼女がなぜ主人公に好意を抱いたのかがあと少しだけ描かれていれば最高でした。

 

 

「エルフは金色の嘘をつく」
素晴らしい……。小さな嘘から国家を揺るがす嘘まで、この一作にはさまざまなことを考えさせる力があります。エルフの設定について、もう少しだけ説明があってもよかったかもしれません。

 

 

「蛍と向日葵」
鮮やか。小さくてかわいい嘘、いいですね。何を要求しようとしたのか気になります。ブラックジャックの描写もうまい!

 

 

「純愛日誌」
タイトル含めてやられました。心変わりの理由や、理性を失うきっかけなど、読み返してもう一度楽しめる要素があればさらによかったかも……!

 

 

「嘘つきは泥棒の始まり」
美しく独創的な作品でした。視点の使い方もうまい。まだまだ広がる世界観を、うまく短編に閉じ込めていただいたと思います。

 

 

「幸せの犠牲」
素晴らしかったです。鏡の私の登場がやや唐突でしたが、巧みな心情描写が作品全体に説得力を与えていて、引き込まれました。

 

 

「大量の嘘と少しの事実、それと愛。」
第1話で終わったとしても余白を楽しめる、見事な読み味の短編でした。切ない!

 

 

「ホラうさぎは何色うさぎ?」
すごい…「嘘」というお題からここまで発想をひろげ、しっかりとまとめたセンスと実力に驚き。

 

 

「嘘つき少女」
強烈! 読んでいてぞくぞくします。もう一歩アクセルを踏むか、読後、はじめからここに向かっていたんだ、と腑に落ちるようなエピソードがあればさらに!

 

 

「嘘の足跡」
圧巻。構想から着地まで危なげなくやってのける力量は相当なものです。檻の中の様子や他の家族のことなど、あと少し足せば厚みがさらに増す気がしました。

 

 

「ぼくら放課後の教室から最高のバッドエンド」
甘い。すっぱい。あまずっぱい! この会話劇をコミカライズしてもおもしろそうです。「嘘」という題材ひとつでここまで遊べることに目からウロコでした。

 

 

「嘘の音色」
心のなかを覗き見しているような心地でした。読み手を引き込む力が強いです。あと一歩、強く印象に残るセリフ、描写、シーンがあれば!

 

 

「"給食のおばちゃん"、里中さんの事件簿。」
やさしい。とてもやさしい。こういう善意が世の中に溢れていたら、社会はもっとよくなりますね。もう少し長いものや、他の話など、いろいろと読んでみたくなりました。

 

 

「掌中の玉」
うまい&格好いい。シンプルな縦軸ですが、語りのうまさによって物語に引き込まれ、先が気になって一息に読了。「嘘」というお題とちょっと相性が悪かったでしょうか?

 

 

「仕事する女」
素晴らしい仕事っぷりでした。多重解決ものは書くのが難しいですが、情報が無駄なく順を追って読者に与えらるため、混乱せず楽しめました。

 

 

「嘘と嘘とオオカミ」
二転三転、あの話の続きかと思いきや、予想を超えて物語が羽ばたきはじめ……! オオカミがその後嘘をつかなかったことを祈ります。

 

 

「聖餐」
途中でオチがわかるので、もう一回何かあればさらに戦慄させられたかもしれません。料理や少年少女の心情を描き込めば、驚きと怖さが倍増しそうです。

 

 

「絶望の王」
タイトルから想像できる内容をまっすぐ、鮮やかに書いていただきました。どこかに一箇所、ぞくりとするようなセリフを用意してもよかったかも? ラストシーンの描き方は素晴らしかったです!

 

 

ひとことメッセージ

 

「嘘の話」
みなさんに是非お読みいただきたいです。

 

「同僚はマキャベリスト」
同僚、お見事!!

 

「何百回目の」
辛いお話でした。

 

「閻魔の鏡」
チャットノベルをフル活用した佳作!

 

「崖」
なんとひりひりした状況!

 

「別れ話」
レンタル家族の有効利用!

 

「それは月だけが知っている」
怒涛の展開。

 

「雪女」
静かな余韻がずっと続きます。

 

「しないよね?」
もう少しお題を汲んでいただければ!

 

「狴犴インタビュア」
なるほど、ハッタリは嘘に含まれますね!

 

「お天気の かわるわけ」
こういう嘘ならずっと聞いていたい。

 

「フクロウがないていた」
古式ゆかしいミステリ!

 

「雨」
短編なのに超大作感がありました。

 

「みずうみ」
美しい。お父さん、許せないですね。

 

「いい子わるい子なみの音」
味わい深い!

 

「溺れる者は誰をも掴むか」
皆に共通する悩みですね。

 

「タカコさんが来てる」
タカコさん……!

 

「嘘(さようならの理由)」
そのデート、楽しそうです。

 

「本当に嘘で良かったの?」
胸が詰まる……!

 

「茜色の火の鳥」
死を淡々と書かれたのが奏功しています。

 

「"嘘"の味」
もう少し短い字数の方が合っていたかも!

 

「金魚のやくそく」
素敵。とても素敵。

 

「音を外した鍵盤の上で」
切なさを力に変える小説!

 

「僕は化け猫なのです」
大きな嘘がもうひとつあれば!

 

「嘘に酔わされて」
内省的で雰囲気抜群。

 

「本音」
ずっと読んでいたいです。

 

「何かのCMっぽい話」
二人の幸せを信じます。

 

「満月のオオカミ少年」
かわいい!

 

「嘘吐きは人類の始まり」
タイトル通りの壮大なショート・ストーリー。

 

「嘘よりフェイク」
「タチ」が頭から離れません。

 

「君は歳を取らない」
こっちのお題のほうが合っていましたね!

 

「向日葵 「ひまわり」」
いつの時代も女性は強いですね。

 

「あなたの嘘を晴らします。」
不思議な魅力。

 

「漢字練習帳」
か、かなしい。

 

「封じられた声明」
不確実性が高すぎる?

 

「大丈夫」
深イイ! いい先輩ですね。

 

「独戒」
終始荘厳な空気感に包まれました。

 

「殺し屋男子は料理が得意」
料理がとてもおいしそう。

 

「赤い女」
鮮やか。

 

「表情」
お互いが貸した本がものすごく気になります。

 

「たった一つの嘘」
5000文字に収まりきらない物語!

 

「彼女についた一つの嘘」
怖すぎる……!

 

「嘘」
ぞくりとしました。

 

「下手糞な嘘を赦してもらう為の謝罪文は、未だ未完成のまま」
先を予測できない愉しさ!

 

「温(ぬる)い雨」
巧い。まだまだ書けそうですね。

 

「幽霊道」
情景が脳裏に浮かびます。

 

「真夜中のベル」
最後にびっくり。

 

「嘘と誠」
じんわり沁みます。

 

「美醜」
まさかのどんでん返し。

 

「ある村の双子」
記憶に残る作品でした。

 

「証拠」
周到な作品!

 

「まいだーりん」
楽しく一気読み!

 

「嘘つきクラブ」
めくるめく嘘の饗宴。

 

「死に至る病」
なんて男だ……。

 

「I be……」
物語る力がすごい!

 

「嘘」(馬出井掘男)
つづいてほしかった!

 

「うそ配信」
オチがとてもきれい。

 

「無色のおじさん」
なぜ、おじさん……。

 

「真実の境界線」
大きな嘘!

 

「嘘八無量大数」
こういう人、いるかもしれません。

 

「とっさのウソ」
最後の一行で「おいおいおい」と声が出ました。

 

「4月の風」
心変わりの理由があれば!

 

「親友」
女性たちに袋叩きに合いそうですね……。

 

「悪戯」
シノさん強烈すぎます。

 

素晴らしい作品の数々ありがとうございました!

次回のコンテストでの再会を心よりお待ちしています!

 

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