第1回『聖書 × トークメーカー 4コママンガ大賞』、結果発表!

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教派擬人化マンガ「ピューリたん」に次ぐ4コママンガを大募集!
聖書 × トークメーカー
4コママンガ大賞
結 果 発 表!


 


 

聖書を題材にして、共に世界を目指すマンガ家さんを求める賞の結果発表です。大賞受賞者は即新聞連載のため、選考側も真剣勝負をしています。


 

受賞作品

大賞
該当作なし


準大賞
『学園のスーパースター』


佳作
『きょおかつ!』
『羊の神父様』

 

全体講評

「ラノベ新人賞」に続き、キリスト新聞社の新しい試みに対して正面から挑んでくださった皆様、ありがとうございました。募集開始当初は出足の鈍さが心配でしたが、結果、駆け込みで多くの作品が寄せられ感謝しています。すでに連載中の「教派擬人化マンガ ピューリたん」の後継作を……と願っておりましたが、残念ながら今回は連載を確約できる作品に出合うことができませんでした。しかし、今までにないタイプの「4コマ」作品を拝見し、「聖書マンガ」というジャンルのポテンシャルの大きさを実感することができました。さらに、第2回、第3回と続けて開催したいと願っておりますので、今回は参加できなかったという方もぜひ続けてチャレンジしてください。賞を盛り上げていただいた多くの関係者の皆様、応募者の皆様に改めて感謝申し上げます。

 

個別の受賞作品へのコメント

準大賞
学園のスーパースター

「ピューリたん」と同じ「学園もの」でありながら、まったく異なるシチュエーションと確立された世界観で惹き込まれます。この先のストーリー展開や登場人物も気になるところ。聖書を愛読する信者以外の読者にも訴えられるような「萌え要素」が、さりげなくちりばめられている点も評価しました。毎号2話ずつの4コマ作品として連載するには少々難がありますが、形を変えて作品化できればいいなと願っております。


佳作
きょおかつ!

「就活」「朝活」「アイカツ」……と来て「きょおかつ(教会活動)」とは、不覚にも思い至りませんでした。信者なら誰もがうなずける「教会あるある」を漫画化すると、こんな感じになるのかもしれませんね。ただ、信者以外にはやや理解しにくい内容で、「内輪受け」に留まってしまわないかという点を危惧しました。おそらく一度、教会に行ったことのある人なら笑えるのかもしれませんが、その点をもうひと工夫していただければ良い作品になると思います。


佳作
羊の神父様

羊神父のカワイさと、動物たちのシュールさにヤられました。聖書モチーフの「4コマ」というお題で、よもやそんな攻め方があったとは……。まさに「目からウロコ」なパウロの境地です。「ピューリたん」を凌駕するこのゆるさとモフモフ感、独特なタッチを維持しつつ、さらに〝本家〟の聖書や教会、キリスト教に寄せたネタやストーリー展開を期待します。個人的には、彼らとノアがどう絡むかも見てみたいです。

 

漫画原作者 架神恭介より

学園のスーパースター
作画とキャラデザは見事で、パッと見た時の取っつきやすさは素晴らしいですが、かなりの前提知識を必要とするネタが散りばめられているので、キリスト教徒以外に広めていくにはもう一工夫いりそうだと思いました。ネタ抜きでも(ネタが分からなくても)読者を引き込めるところまでストーリーを見せるか、企画性をもっと明確化する必要があるかと思います。


きょおかつ!
企画性は弱いですが(「どういう作品か」を聞いた瞬間に読みたいと思わせる力が弱いですが)、バランスはかなり良いと思いました。キリスト教文化について、外部者にも適度な温度で知的関心を呼び起こしており、読みやすい作品だと思います。


羊の神父様
作品世界への取っつきやすさは、動物にモチーフを取ったキャラの可愛さで担保されていると思います。ただ、良くも悪くも読み味が軽すぎるので、一般性を保ちつつも、もう少しだけキリスト教ネタに深く踏み込んで、短いながらも読み応えのある作品を目指した方が良いかと思われます。

 

キリスト新聞社より、次回開催への意気込み

「正しさ」と「面白さ」は両立できるはず……と常々考えています。これまでのキリスト教メディアに掲載された作品(あるいは教会で使われるような教材)は、残念ながら聖書的に「正しく」てもエンタメ作品としては二流で「面白く」ないものばかりでした。逆に「面白さ」を狙ったセキュラーな(キリスト教業界外で作られた)作品は、どうしてもガチな信者からするとどこか「正しく」ない点が気になってしまい、安心して楽しめないということが少なくありませんでした。今回、「ラノベ新人賞」に続いて開催した「4コママンガ大賞」は、その両者を極限まで追求した作品を創造するためのあくなき挑戦です。現状に不満を抱く信者の方も、この企画を粋に感じて参戦したいという信者以外の方も、ぜひ続けて作品づくりに励んでください。その先には、きっとまだ誰も見たことのない「楽園」が広がっているはずです!!

 

 

参戦ありがとうございました!

次回開催に本気でご期待ください!