短編小説「現代狼少女譚」です。原稿用紙３０枚ぐらい。これは、コバルトの短編小説賞に応募して、最終候補に残りました。ちょっと変わった雰囲気の短編です。主人公に感情移入とか出来ないと思います。

嘘つきで、どうしようもない主人公。別に改心するわけでもなく、そのままで人生を、おそらくは、楽しく華やかに歩んでいくんじゃないでしょうか。ラストシーンは、そういう思いで書きました。

コバルトの選考で「主人公の感情が分からない」的なことを批判的に言われたと思うんですが、そういうふうに書いているので、そりゃそうですね。そう、毎度、表紙画像を作っているのですが、この作品は渋谷のスクランブル交差点を背景にしました。こういう都会の雑踏の中で、主人公の少女は、元気に生きていると思いますね。ご感想、お待ちしております！

2020年 07月30日 (木) 11:13｜コメント（0）