活動報告
いつもお読み下さる先生方と読者様方に感謝致します。
いつもありがとうございます。
今回課題文学賞にて成瀬川先生が入選なされたことを祝福致したいです。
短編の中にこれ程念密に練り込んだ物語はそうそうありません。お読み下されれば幸いです。受賞のページに行けば見つかります。
さて、この文学において私が着目したのは転職という言葉でした。今でこそ当たり前になっている転職ですが、昔は違っていた様で。
終身雇用という概念は昔はあったそうなのです。実はこれは凄いシステムではないかと感じます。勿論、昔は昔で嫌なことは沢山あったかと思います。ハラスメントという概念がない時代でしたから凄まじい時代を生き抜いてこられたと感じます。
市場の流動性にも確かに良い面はあります。嫌な仕事を辞めやすいかも知れません。但し、それは生活が保証される前提にあります。
非正規雇用が増え、社会が不安定になると必ず伸びるのは新しい勢力です。
第二次世界大戦前がそうであった様にドイツにおいてナチズムが成功した最大の要因は経済政策の大成功でした。アウトバーンの建設、国産自動車会社の設立、テレビの普及、あらゆるものが当時のドイツ国民にとっては輝かしい未来でした。
今日、私達はもうナチズム、ファシズムは興さないと言いながらも許容している時代です。時代の流れからいって資本主義が腐敗するのは自然の成り行きです。
これと並行して人工知能の発達がめざましいです。おそらくですが、国民生活が保証される法案が可決されるまで私達の多くは人工知能に道を譲らなければなりません。
但し、私達には意志があります。意志は未来を変える根源的な強さそのものであります。私達が知恵と分別を正しくわきまえて活動するのであれば未来は善い方向に傾くかも知れません。
今日は人工知能の台頭によって職を失いつつある方々の為に祈ります。
憎しみに囚われることなく人と機械の共存を祈ります。今仕事を失われていらっしゃる方々に少しでも安息があります様に。仕事を失いそうな方々にも良い導きがあります様に。
2023年 04月26日 (水) 21:14|コメント(1)