いつもお読み下さる先生方と読者様方に感謝致します。
いつもありがとうございます。

私事になりますが、近い将来雇い止めになるかも知れません。
思えば、今の職に就いてからのこれまでが恵まれ過ぎていたのです。

ただ、雇用の不安を感じて色々再考することが出てきました。
そもそも何故好きではない仕事を人は行っているのかという問いです。

話は少し逸れますが、一年間で生産される世界の富の八割は上位一パーセントの方々の手元に収まります。

そして、私達は残りの二割を必死になって奪いあっています。

少しおかしな気がするのは私だけでしょうか？

必死に努力している方々が収入が低くて、資本家と呼ばれる方々は好き勝手な主張をする。この傾向は歴史の偉人にもみられます。私の好きな文豪ゲーテは「高貴な人々が善悪を考えるのは立派だが、貧乏な人々のそれはただの現実逃避である」といった様な文言を残しています。
私には逆に思えて仕方ないのです。私はこう考えます。「全ての悩める方々が考える善悪は貴いものである」と考えるのです。

私達は社会に浸っている中で思考停止しているのではと考える時があります。

最近、又話題になってきている非正規労働問題もそうです。常に雇用の不安に怯える方々にとっては死活問題です。

働き方の多様性と言われればそれまでかも知れませんが。それでも不平等過ぎる印象が拭えないのです。

貯金の問題もそうです。日本人は貯金がある様に見えますが、それは上位所得者方の貯金が膨大なだけです。経済的に下流にいらっしゃる方々の生活は大変だと思います。その理由も少しおかしな気を致します。個人の実力の問題に焦点を当てすぎている気が致します。
これでは私達の世界はファシズムの世界と何ら変わりのないものです。

お金が全てとは言いません。しかし、お金は正しく使えば社会をより善い方向にもたらせるのも事実です。

別に資本家の方々にばら蒔いて下さい、というつもりはないです。
ただ、貧しい方々に常に資格取得や学び直しの機会を与えることが人材育成にもなります。更に言えば、社会の安定にも繋がります。
リスキリングでしたでしょうか？
その様な場を増やして自分達の興味のある分野で活躍出来る社会になれば幸いです。

私達は社会に浸っている中で社会の歯車として飼い慣らされていないでしょうか？

能力以前に出生によって決められている面が否めないのです。だからこそ貧しさに悩んでおられる方々にはご自分を責めないで頂きたいのです。
あなた様の貧しさは弱さを知る為です。弱さを知る者は強いのです。誰かを慈しむ気持ちがあるからこそ人々はついて来るのです。

今日は貧しい方々、悩める方々の為に祈りたいと思います。この世の力は確かに強いです。
しかし、数は力です。たとえ経済的に弱くともお一人お一人が手を取り合えば世界の問題は解決に向けて一歩前進致します。
技術や資本が本来の善い目的の為に使われ、全ての方々の暮らしを支えて下さいます様に。

2023年 04月11日 (火) 22:24｜コメント（0）