昔の旅人に思いをはせることがあります。ロマンや憧れではありません。何を食べていたんだろう……お風呂やトイレは？ 土地勘は？ 靴ズレや筋肉痛は？ 雨が降ったらどうすんの？ そんな雑多な疑問です。
自分は家から離れたくない派で、つねに地元の人間関係や歴史とつながっていたいと思っています。旅行は好きですが、とくに距離や頻度は求めません（近場にも知らないことがたくさんです）。
でも、書いている作品には、旅行での経験がもとになった描写が多くありますし、故郷を離れて暮らしたり旅をしたりする人物が多く登場します。「黒衣のリラ」のリラやジュナン、アトワーズ、「見聞士」のカイローがそうです。
彼らがどのような心境なのか気になるところ。二度と帰れないかもしれない、家族と再会できる保証もない、かといって故郷を捨てたわけじゃなく、それぞれ懐かしんでいる場面があります。
地元のしがらみが大好きな自分に、こんなん書ききることができるんかぁー！ ハアハア……。

脱線した活動報告を書けるこの場って貴重だなあ、とつくづく思います。

2022年 02月20日 (日) 17:11｜コメント（0）