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作者ブックマーク

活動報告

ここだけの話➀「黒衣のリラ 序章について」

序章の「冬の訪れ」は、一章を書き終えてから取りかかったものです。
始めは、過去の出来事としてどこかに挿入し、簡単に済ませるつもりでいました。
ひとつの章としたことで結果としてよかったと思います。
このエピソードを書き終えた時、登場人物の土台をしっかりと描くことの大切さに気がつきました。

「黒衣のリラ」は、しつこいくらいに回想シーンを挟みます。文章はすべて三人称視点ですが、
ほぼ、リラの視点に固定されているため、一人称視点に寄ったものとなっています(たまに捻じれます)。
いっぽう過去の場面、とくに幼少期では、引いた位置からの客観的な三人称視点としている場合が多いです。
これは、周囲の大人の目を通して見ていることや、リラが過去の自分をすこし客観的に見ている、
ということを強調したかったからです。このぼやけた感じが成功しているかどうかはわかりませんが、
第七章あたりでは、かなりいい感じになっていると思います。

2020年 11月23日 (月) 11:31|コメント(0)

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