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活動報告

ここだけの話⑩【第八章 うごめく者たち 後編あらため中編】

前編では、学院の中央棟について掘り下げた(か?)ので、今回はそれ以外のことについて触れてみたいと思います。

閲覧室でリラは、ふたりの人物と出くわします。まずは守衛のブルニという飲んだくれの老人。彼は庭園の庭師たちと同じく、過去の大いくさで重傷を負った元兵士です。第四章の冒頭で触れられている通り、終戦後に、負傷した兵士たちが生活基盤を失って野盗と化す問題が起きたため、国による保護的な雇用制度が設けられていました。

ブルニは、いくさでよほど悲惨な思いをしたのか、誰にも心を開こうとしませんでした。リラがまだ学生だった頃、寮の守衛を務めていたブルニとの、ふとした出来事がきっかけとなって、ふたりは交流をもつようになります。
そんなことはさておき、気づけば登場人物がおじさんだらけになっていました。

女性主人公の周囲をおじさんたちが固める、といった構図の物語を時々見かけますが、なぜそうなるのか自分でも分かりません。その組み合わせで進んでいく物語が好きなのかも……。もしかすると、筆者が危ないオジサンなだけなのかもしれません。

つぎに出てくるのはジョナス・フィンケットという、名門貴族出身の青年(追記:あ、名前を書いてしまった)。彼とリラのあいだにある、フローデルという少女を交えての因縁、というか激闘については、十章にて詳しく語られますので、どうぞお見知りおきを。

回を重ねるたびに、ここだけ話がダラダラと長くなっているような気が。今回は第八章・後編の予定でしたが、中編に変更します。相変わらずのノープラン。この筆者、ウソばっかり。

【黒衣のリラ】
https://novel.daysneo.com/works/acdd7db59ac2a45160d4471fbf28457d.html

2021年 11月13日 (土) 00:57|コメント(0)

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