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活動報告

推敲と、『ジークフリート』シリーズご愛読の御礼!

『今日の彼、明日のあたし』を書き終えて、いきおいで『夢百夜』巻三の全改訂をしていたら、さすがにバッテリーが上がったらしくて、昨夜(土曜の夜)からほとんど眠り続けて今日(日曜)は目がさめたら夕方でした。(^^;
いまだに自分の体力の限界がわかっていません。(^^ゞ

『今日カレ』連載終了からしばらく、読み直すことができませんでした(ロスがすごくて笑)。今夜から少しずつ校正をしています。たぶん大きな推敲にはならなくて、少しずつ「てにをは」を直したりするのですが、これでずいぶん読みやすくなったりするんです。
私はこの作業が大好きで、いったんお別れした(書き終えた)大切な人たちと、もう一度出会える気がして。^^

プロの編集作業だと、
・誤字脱字などを直すのは「校正」
・表記の矛盾や(設定が途中で変わっているとか)、事実誤認など(歴史上の人物の生没年の間違いのような)を直すのは「校閲」
といって、プロの校正者さんや校閲者さんなど他人に頼んだりして、
で、作者本人にしかできない、それより高次の、作品そのものをよくするための書き直しが「推敲」、ということになるらしいです。
なるほど!と思いました。
思いましたけれども、いまのところそんな頼めるプロの他人はいないし(笑)、それに「校正」や「校閲」で内容ががぜん良くなったりするんですね。しませんか?
私、以前ある公募に応募して一次で落とされたんですけど(ものすごく何度も落ちてますけど(笑)その一つ)、そのとき、
「文章が上すべりしていて読者を置いてきぼりにする」
と書かれてとっても落ちこんだんです。
でもその後、読み直して「あっ!」と思いました。私、「推敲」でかなり削ったときに、ある登場人物の本名をさりげなく出している部分をうっかり削ってしまっていたんですね。そこの伏線がないと、最後に彼の名前が出てきたときにオチがわからない!
大失敗でした。もちろんそれだけで落とされたんじゃないとは思いますけど、「推敲」より「校正」が決定的なことってあるんです!

ようするに、〆切当日ぎりぎりまで「推敲」していて(十日間くらいしていたんですけどね)、最後の最後に応募したのが敗因でした。

その後は「書きながら校正・校閲・推敲をほぼ同時にやる」という書きかたができるようになって、カード全取っ替えみたいな推敲はなくなりましたけど、それでも、十万字書いてから見直すとやっぱり微調整が必要な部分がありますね。「仕上げ拭き」みたいな。
『夢百夜』と『今日カレ』は最後の仕上げ拭きをしているところです。

逆に『ジークフリート・ノート』シリーズなんかは、もう直すところがないです。完璧という意味ではなくて、いまの私が手を入れるとたぶん違ったものになっちゃうんですね。それはやってはいけないなと思って。
そんなわけでここ数日は『夢百夜』巻三をちょこっとずつアップしているだけなのですが、
そういうときに『ジークフリート』シリーズを新しく読んで☆を入れてくださっている読者さまがいらっしゃるみたいで、すごく嬉しいです! ほんと嬉しい!(感涙)
もう少しして体力も回復できたら、新作も書いていこうと思いますので、それまで旧作を読んでお待ちいただけたらもう本当に最高に嬉しいです。
ありがとうございます!!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>

2022年 01月16日 (日) 22:05|コメント(0)

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