mika (ID:mikafone)

作品数23
総合評価数1,310
総合PV数333,413

作者ブックマーク

ファンレター

  • ヤコブの旅立ち/ヤコブの夢

    今回も大変面白く読ませていただきました! 結婚相手を見つけるためのヤコブの「旅立ち」は表向きの理由で、実際は限りなく「共同体からの追放」に近かったんですね。そんな「もっとも孤独でみじめな」状態で見た夢が「神の恵み」だったというところが、とっても印象的でした。「神の雲間から太陽光が柱のように地上へ降り注ぐ現象」を「天使のはしご」と呼ぶのはこのお話からきているのですね。なるほど!…です^^ 挿絵も大変興味深かったです。「はしご」と「階段」というのは同じ語源なのでしょうか、すごく立派な階段の絵(そ ... 続きを見る

  • ★エサウの妻/リベカの計略

    今回は自然にエサウに感情移入してしまい、辛い気持ちになりました。 実の母親なのに、しかも双子なのに、リベカはどうしてこんなにエサウに辛く当たるのでしょう? エサウの立場だったらたまらないな…と思ってしまいました…>< それにしても、VOICEPEAKすごいですね! 最新のAI音声合成技術は、こんなに感情豊かに朗読できるんですね…ビックリ!@@ おかげで、エサウの無念さがとても実感的に伝わってきました^^ また、「リベカは主なる神の言葉に従っているように見えて、実は神の言葉 ... 続きを見る

  • エサウの妻/リベカの計画

    mikaさん、こんばんは。 表題の回を拝読しました。そして、VOICEPEAKも聴いてみました! 今回の場面、『名画が描く―』ではフリンクの作品が紹介されていましたが、いろいろな人が描く場面なのですね。 その絵と朗読を合わせるのって、なかなかいいですね。こちらの解説と合わせ、さらに興味と理解が深まる気がします。 そうは言っても、唯一の正解はないのでしょうが。 この場面とリベカの指示が、果たして宗教的に「良い」ことかどうかは 『名画が描く―』やそれ以前に接した旧約聖書のお話から ... 続きを見る

  • アンドレイ・クルコフ氏

    mikaさんのブックレビューのおかげで『ペンギンの憂鬱』を読んだ私としては、今回のレビューは「待っていた」感じがありました。 「ロシア語で執筆するウクライナ作家」であるクルコフ氏が、今どんな思いでウクライナに留まっているのか……私もクルコフ氏の英語のツイートを見ています。 今回mikaさんが、クルコフ氏がThe New Yorker誌に寄稿した文章を紹介して下さったのは、本当にタイムリーで、ジャーナリスティックな意義があると思います。 その中でも、特に「言語に罪はない、プーチンにロシア語の ... 続きを見る

  • 狭間の苦悩

    mikaさん、こんにちは。アンドレイ・クルコフに関する二編を拝読しました。 ウクライナの言語・文化が「ロシア」とスッキリ分けられるものではないだけに、 狭間で苦悩する人々は多いでしょうね。そして子どもたちへの影響も確かに心配です。 また、おじいちゃんを殺した国の言葉、として英語を拒絶することができない我が国を思います。 さすがに母語ではない人が多いので、苦しみが違うのでしょうが。 ウクライナ以外の場所でも、内政問題として干渉されない地域も含め、似た出来事は多々あります。 ... 続きを見る

  • 第2話、第3話拝読

    mikaさんのこの連載、他のエッセイとはどこかが違うと前から感じていたのですが、第3話まで拝読して、「そうか、これはコラムなんだ!」と思いました。 池澤夏樹さんが朝日新聞に連載したコラム「終わりと始まり」を本にまとめるに当たり、「あとがき」でエッセイとコラムの違いに触れ、エッセイは「自分の心に近いテーマを取り上げて、それをもとにどんな思索が展開できるか試してみる」ものであり、一方のコラムは「コラムの基本はジャーナリズムである。その時々に社会で起こっていることを俎上に上げて論じる」と述べていて、 ... 続きを見る

  • 第3話 ヴィタリック・ブリテン

    今回もタイムリーなエッセイでした。暗号通貨イーサリアムの生みの親が、こんな華奢な青年とは! 読みやすく知的ですっきりとした文章と、最後まで興味が途切れることのない構成はさすがmikaさんです。 ヴィタリックの複雑な背景、そして数学の非凡なエピソード、そして現在の立ち位置……そしてヴィタリックのイーサリアムにおける理想的なビジョンと現実の乖離は、まさに事実は小説より奇なりと感じました。 ロシア語ツイートの訳はmikaさんによるものでしょうか?今こそmikaさんのように、双方の文化を理解できる ... 続きを見る

  • 創世記26章「ユダヤ古代誌」「Joseph The Prophet ”I’ll stay with you.”」 「Saint Mary」「Mysteries of the Bible」

    「創世記26章 井戸をめぐる争い」を、mikaさんが引用されている「ユダヤ古代誌」も参照しながら読ませていただきました。「ユダヤ古代誌」では、聖書に書かれている部分が簡略化されているのですが、逆に、書かれていない部分が補われており、この井戸をめぐる争いの両サイドの心情がよりわかって勉強になりました。 入院中とのことを伺い心配しております。「バイブルスタディ」がご負担になっていたかもなどと思っております。Mikaさんの(私も含めた)ファンレターに対するご返答が、あまりに丁寧でしたので、今後は ... 続きを見る

  • ラクダレース!

    mikaさん、こんにちは。 「小さなラクダ騎手」を拝読しました。 なんと、アラブにも関心を寄せられているとのこと。 創世記のお話で感じていた、横の広がりはそういう関心の背景があってのことですね。 ラクダレースの機械化は以前、NHKの放送で拝見していましたが、 その時事的なお話を綺麗に、2000字ジャストに纏められるのはさすがです。 ロシアにも明るいmikaさん、現在の状況は本当に心が痛むと思います。 まさに東西南北文明の交差点、イスラムもユダヤも内包するウクライナ。 ... 続きを見る

  • クラウドファンディング

    mikaさん、こんにちは。 ウクライナのクラウドファンディング、 ちょうど楽天社長が10億円の寄付を表明していたこともあり、興味深く拝読しました。 三木谷さんは「人道的活動のための寄付」と言っていましたが。 暗号通貨だと、SWIFTを介さなくてよいはずなので、ロシアにとっても使える手法なのだなあ、と思いました。 また、以前よりクラウドファンディングについては思うところがありました。 使い道を出し手が決める、というと聞こえはいいのですが、 現実として集め上手のところに資金 ... 続きを見る

  • 創世記26章 イサク、ゲラルへ行く/井戸をめぐる争い

    この連載を拝読していくうちに、当時の「井戸」の重要さがよくわかりました。井戸がそこに住む人々の生死の鍵を握り、井戸を掘りあてることは繁栄のいしずえであり、それを奪ったり奪われたりすることは争いの種となり、大きな憎しみを生む結果にもなるんですね。 「21章で、アブラハムはアビメレクの部下が井戸を奪ったことで、アビメレクを責めた。一方イサクは、ゲラルの羊飼いが井戸を奪ったことについて、アビメレクを責めなかった。」mikaさんのこの言葉に深く考えさせられました。イサクがアビメレクを許したということの ... 続きを見る

  • 創世記26章

    今回は特に心に響くものがありました! かつて難民だった自分を傷つけ、追い出したその人を、温かく迎え入れるのは簡単ではありません。許せない、と感じる人の方が多いのではないでしょうか。でもイサクはそれをやったんですね。神とともにあるという自信があったからこそ、できたことなのかもしれない、と思いました。 古代のイスラエルには、すごい歴史が詰まっていそうですよね。「士師時代」という言葉からは、オペラ「サムソンとデリラ」を連想しました。なかなか政情が安定しないかの地ですが、平和になって発掘調査が進むこと ... 続きを見る

  • 第1話

    私はお金の話は好きなのですが、株や暗号通貨は未知の領域、危険なものという古い認識のままアップデートされずに固まっています。(笑) なのでmikaさんの新連載で勉強しようと思います! さっそく、「ステレオタイプが事実とは異なる」という点に学びがありました。 ハッカーのイメージと、なるほど、プログラマーに必要な能力に男女差はない……腑に落ちます。 めまぐるしく変化する世界、固定観念を脱ぎ捨てる必要がありますね。また更新を楽しみにしています!(^^)

  • 五月に売れ

    mikaさんの作品はいつもタイトルが印象的ですが、この「五月に売れ」もタイトルを見ただけで、内容についての興味が湧きます。「活動報告」に拠れば、「アメリカで有名な金融に関する格言」とのことですが、それをタイトルにするセンスが、すばらしいと思いました^^ 金融的なものに対して、何の知識も経験もない私ですが、なぜかmikaさんの書かれるエッセイは面白く読ませていただけるんです。『柴犬は月で笑う』を拝読した時も、自分の世界が広がるような感覚がありました。今回の『五月に売れ』の内容もとても面白く、また ... 続きを見る

  • 期待します!

    mikaさん、こんばんは。 暗号通貨のお話、面白いですね。 おそらく今後考察される内容になるでしょうが、このあたりの「犯罪」がある以上、国が絡むデジタル通貨もかなり危ういと思うんですよねー。いたちごっこ的な。 続きを楽しみにしております! 有り難うございました!

  • 創世記25章 エサウとヤコブの誕生/長子の特権

    豆のスープと長子の特権を交換する?! あまりに意外な話にびっくりしました^^; 最初はいくらなんでもそんなことはあり得ないと思ったのですが、以前読んだ笑い話みたいなのを、ふと思い出しました。山に登ってへとへとになった人が、「今誰かが自分に一杯の冷たいビールをくれたら世界と取り替えてもいい」と言っていた癖に、いざ下山してビールにありつくと、「ビールの値段が高い」と文句を言うという話なんです…^^ ビールの値段には文句を言えても、交換してしまった長子権はいくら後悔しても、元に戻らないですよね。 ... 続きを見る

  • 現代にこそ必要な

    mikaさん、こんにちは。 聖書のお話、毎回そうなのですが、今回は特に現代的に響きました。 「一時的な満足を得るために、もっと大切なものを失ってはならない」 科学技術も政治経済も、もしかしたら芸術も……。 目の前の利益、名声、卑近な所ではPVや★……。 有り難うございました。

  • ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』

    mikaさんの活動報告と合わせて読んで、mikaさんがどういう意図でこの書評を書かれたかよくわかりました。 実はあのセンター試験の日の事件は、私もネットニュースで見て、衝撃を受けていました。 詳しい事情は部外者にはなかなかわかりませんが、学校生活や受験制度、また教師や親との関係が子供に大変なストレスを与えていることは間違いないですよね。『車輪の下』は受験生が読めば、「ああ、悩んだり苦しんだりしているのは自分だけじゃないんだ」と思えるでしょうし、親や教師たちが読めば、自分もまた、ハンスを追いつ ... 続きを見る

  • 映画『天地創造』

    映画『天地創造』の内容を分析されると同時に、mikaさんの連載の総集編的な内容にもなっていて、ここまでの部分をおさらいする感じで、もう一度自分の頭の中で整理することができました^^ 三時間近くの大作映画でも、細かく見ていくと、いろいろ聖書との異同や、省略された箇所が出てくるんですね! やはり、映画として描くには、登場人物の性格や、ストーリーの明確さが求められるため、製作者自身の解釈が強く出る面があるんだなあ、と思いました。 でも、そういう異同はありながらも、聖書をモチーフとした映画が、キリ ... 続きを見る

  • 映画『天地創造』(1966年)を観ようーイザヤ書“Peaceable Kingdom”

    映画「天地創造」の解説、楽しく拝読いたしました。私がこの映画を見たのは、もう随分前で、記憶に強く残っているのはロトの妻が塩の柱になってしまったシーンくらいで、今回のmika さんの解説を読んで、こんなに詳しく創世記が描かれていたのかと驚いております。私は聖書、神話、歴史物など登場人物が多い大著の入門編として、映画、TV、漫画などを手に入る場合は、よく利用します。登場人物と役者さんの顔が重なって、本を読むときに記憶に残ってイメージがしやすいためです。特にヒンズー教の神話関係のもので優れたTVシリー ... 続きを見る