昨年8月末から書き始めた『バイブル・フード・レシピ』、10月半ばに連載をいったんお休みしていましたが、今年に入って連載再開していました。
4月末から本日までに四話公開しました。

☆第9話　苦しみのパン
☆第10話＆第11話　最後の晩餐
☆第12話　エピローグ　また明日

これで第1章の過越の祭りのパンを作るお話は、完結となります。
途中、長期休載をはさんだにもかかわらず、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました！

コンテスト審査期間も終わったということで、連載再開以降のお話では過越祭や受難節の歌の動画を挿入してみたりと、自由に書きました。
日本ではほとんど知られていない、現代の画家の手による「最後の晩餐」の絵もご紹介しています。

キリスト教絵画と言うと、ルネサンス～バロックあたりの巨匠、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロ、カラバッジョ、レンブラント、ルーベンス、ブリューゲル、エル・グレコなどが有名かと思います。
巨匠たちの絵が素晴らしいのは言うまでもないのですが、最近の画家も聖書を題材とした絵を描いていて、面白いですよ。
シュールレアリスムの画家として知られるダリも、晩年は伝統的な画題である聖母子の絵を描いていてですね。
以前、ダリの大回顧展（2016年）を見に行って、若い頃は尖った絵を描いていても、年齢を重ねると宗教画を描きたくなるものなんだなぁ、という感想を持ちました。

次回の更新は『【ブックガイド】人生は、断片的なものでできている』に一冊、追加予定です。
『聖書と文学』の2冊目もずっと書きたいと思っていて、少しずつ書き進めているところです。
引き続きよろしくお願いいたします。

2023年 05月20日 (土) 16:51｜コメント（0）