活動報告
1ヶ月ほど前に第2回青い鳥文庫プロット大賞の案内を青い鳥文庫の公式ツイッターで見かけ、そういえば前回の結果はどうだったのだろう、と興味本位で調べてみました。
結果を見て、私は驚くことになります。受賞した7作のうち少なくとも5作が、恋愛ジャンルと思われるタイトルだったからです。
最近の児童文庫において恋愛ジャンルの人気が高まっていることは、ホームページに並ぶ新作の表紙を見るたびに感じていました。
しかし、こうまで偏った審査結果となっていたとは思いも寄りませんでした。
他の作品はどうだったのかと、一次選考の結果発表ページを血まなこになって見ました。
そこには、タイトルの時点でわくわくするような応募作が並んでいました。
そのなかでNOVEL DAYSのサイト内に残っているものだけでも目を通したところ、書籍として読みたい作品たちとも出会えました。
ショックでした。
落選したプロットのなかにあるきらきらしたアイディアたちが児童に届く機会はもうないのだと思うと、どうしようもなく悲しい気持ちになりました。
ーーー
私は、第2回のプロット大賞の応募作をすべて読むつもりです。
現に、各作品の評価と一言感想を門外不出のExcelファイルにまとめています。(プロット大賞で遊ぶな。)
私がなんとなく感じてしまった青い鳥文庫編集部との価値観の違いを、より具体的に把握してみたいと思ってのことです。
あとは、受賞に至らなかったプロットたちのきらめきを、せめて私だけは全部全部見ていたいな、なんて。
おこがましくも、そういう気持ちで応募作に触れています。
今の子どもにとって面白いのはもちろん、その子どもが大人になっても面白い作品を届けてほしい――かつて子どもだった私は思います。
プロット大賞から、子どもたちにとっての思い出の一冊になるようなお話が生まれることを心から願っています。
2022年 08月13日 (土) 13:26|コメント(0)
コメントはありません