ファンレター
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タイトルから刺さる
一番最初に読んだとき、「羽庫さんは、新しいことにチャレンジしている……」と感じました。 ドキュメンタリーのようなクールな筆致、なのに、どんどん酩酊していくような……。事件を追っていたはずなのに、いつの間にか迷宮に足を踏み入れてしまったような読後感は、怖くもあり新鮮でもあり。ぐいぐい引き込まれました。お見事です。 それから、『こどものじけん』の「美鈴の完璧な世界」、盛り上がりをずっとキープしているの凄いです。あわせて「ループ・ゼロ・アワー」も好き!
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短編として素晴らしいラスト
「大人・妖精・探偵」のお題、特に異なるエリアに属する後ろ二つが融合し、最後に「大人」の意味が読者を殴ってくる素晴らしい短編でした。 羽庫さんの作品はどれも目配りが行き届いているのに、「作られた感」がなくてすごいと思っているのですが、今作はその本領がフルスロットルで発揮されていると思います。感服です。
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事件が解決した後に…
面白かったです!! お題に沿って書かれたとは思えないほど自然な物語となっているところが、先ずすごいと思いました。 そして現代を鋭く切り取るような問題意識は、いかにも羽庫さんの作品という感じですね。しかも僅か1999字で、ミステリーとしてもしっかり面白く、物語の楽しさを堪能しました。 事件が解決した後、かえって謎が深まるようなラストも、私はとても好きです~(*^^*)
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コンテスト、おめでとうございます!
最初に拝読した時、「いい話だなぁ」としみじみ感じました。 そして「ミチル」は現実に存在していて、羽庫さんはそれらを近くで「見て」書いているみたい。 一見元気いっぱいだけど無理をしていて、調子を狂わせている(歯車を外してしまった)みたいだけど回復に向かっている、というのがリアルだなぁと。 羽庫さんの作品はテンポよく読みやすく、そして深く響きます。『こどものじけん』も楽しみにしています。
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おめでとうございます!
羽庫さん、佳作受賞おめでとうございます! この作品、「わたし」とアヤコさんの関係性が、とても素敵です! 正に「誰かとごはんを食べたくなる話」ですね。 それから、記憶をたどる部分での「/」の使い方がとてもユニークだと感じました。 ああいう状況における、記憶が「断片」として頭に浮かんでくる感じが見事に描かれていると思いました(*^^*)
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不穏な空気
この作品は毎回、子どもたちの心理の動きが、リアルに丁寧に描かれていて、それだけでも読み応えがあって面白いのですが、今回はそれに加え、一種不穏な空気が教室内に満ちていく感じが巧みで、一層引き込まれました! そしてついに起こる、あること――ごく小さな、でも普通ではあり得ないはずの出来事……。すごく印象的でした。 私はアサヒちゃんに感情移入して読んでいるのですが、ラストで、アサヒちゃんと一緒に振り返って、誰もいない教室のドアを見たような気分になりました。 続きが、とっても楽しみです~(*^^*)
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魅力的な人物と印象的なシーン
大変面白く拝読しました! 柳忍先生のキャラクターが、とにかく印象的で魅力的です。 お題に沿って書かれたとは思えないほど自然な物語になっていて、その点も本当に巧みだと思いました。 そしてラストに用意された、思わずはっとさせられるシーン。最後の一行も、美しく印象的でした。 すばらしい作品を読ませていただき、ありがとうございます。
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「美鈴(ベル)の完璧な世界」、更新を楽しみにしています
美鈴もみどりもアサヒも全員の気持ちがわかるから、どっぷり没入して読んでしまいます。 羽庫さんならではの隅々にまで神経と酸素がいき渡った文章は、何度でも読み返せますし、面白いです。最新話は「おお……!」となりました。 本当は「この章が完結したらレターを送りたいな」と思っていたのですが、眩暈がするほど的外れなコメントをお見かけして、なんかもう、我慢できずに……羽庫さん、「ご指摘」は全然正しくないですから!
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南ノ三奈乃
〇〇、とは何なのか。
みどりちゃんが見ている「世界」が、読者の眼にも次第に明らかになってくる感じがしました。 アサヒさんや美鈴ちゃんも、当然その「世界」の構成要素であるわけですが、今回特に「みどりちゃんの眼に映る美鈴」、つまり、みどりちゃんの「世界」における「美鈴」という存在が鮮明に描かれていて、とても面白かったです! そして、ラスト近くの「〇〇、とは何なのか。」という言葉……すごく印象的でした。みどりちゃんの思考は、ある意味哲学的ですよね。彼女がこれから何を考えるのか、そして物語はどう変化していくのか…… 次 ... 続きを見る
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