鉄分お化けと低気圧の所為で頭痛いのがぶり返してきた。帰宅してから漢方一回分呑んだけど、二回目要るな……鎮痛効果は顕著でないけど、回数飲んでもあまり問題ない様に買ってるわけだし、これ。

　そんな中、ぼんやり調べてみましたが、案外身の回りの物の歴史って浅いんだろうなと思いました。
　例えばスニーカー、合皮の運動靴が流行したのは五十年ほど前の事で、戦前の日本じゃ、女の人が紐靴で走り回るのが当然ではなかっただろうなぁと思ったり。トレンチコートも意外と歴史があるようで、ファッションになったのは百年少し前の事だし、今では女性も普通に着ているけど、軍服由来の外套を女性が普通に着るってのはまだ案外歴史が無いんだろうなと思います。
　髪留めにしたって、江戸時代になってから女性が髷を結う様になり、終戦の頃までは日本髪もまだ現役だったわけだから、今みたいに下ろした髪を中途半端にまとめるヘアピンや、適当なお団子を作るクリップはまだまだ歴史の浅いファッションなんだろうなと思うわけです。
　……個人的にはでっかいUピンみたいな簪パーツで髪をまとめるのが大変に楽なのですが、これ、本来はジャラジャラとチャームを付けたい物でして……ラインストーンの埋まった金属チャームなんて、簪しか無かった頃にはありえないから、不思議な物なのかもしれませんね。

　……なんでこんなことをしているかといえば、別のプラットフォームの方であれこれ書いているからです。
　しかし、案外よく分からないのが昭和末期かもしれない……ぎりぎり知らない時代だけど、なんか情報が有ってもいいような時代……おそらく令和の世はこれだけの情報が共有されていれば、どうしようもなく些末な事まで残されるでしょうし、解像度の限界に挑戦し続けている今の時代は鮮烈なまま残り続けていくのでしょうけど、絶妙にアナログで、知っている世代がネットのネイティブでもない時代っていうのは、少しずつ色あせていくような気がします。
　いえ、うちの家が割と昭和昭和な感じで、おんぼろ便所付き小学校を知っているからそれなりに時代感のある生活はしてるんですけど……実像は知らないんですよね。

　しかし、時代に関係のない原風景っていうのが、文化的に染みついているのはそうなんだろうなと思います。
　ただ、私は時に変な夢を見るんで、その理由は分らない……原風景とは言えない中途半端に古めかしい時代が見えることもありますし、見たはずがないのに知っているような景色を見ると、何とも言えない気分で目が覚めます。

　……お仕事の方がもうどうしようもなくうんざりで、自分の仕事はほとんど手つかずで何も進まないし、原稿もあんまり進まないけど、懸案のエアコンをどうにかこうにかする資金、いわばこれが私の開業資金と思って今年だけは乗り切りたい。
　DSの最終盤で出費も多いんで、その分取り返すべく仕事しなきゃならんわけですが……そこに行くメンタルが持たない。やっぱり夜の時間に作業出来ないのが辛すぎる。原稿書きだすと二時間三時間平気で作業しちゃうし……。

2023年 03月01日 (水) 21:10｜コメント（0）