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作者ブックマーク

活動報告

使者と死者の迷宮完結しました

2020年1月から連載しておりました『〈アースフィアの戦記外伝〉使者と死者の迷宮』が本日完結しました。
あとがき的なものを、と思ったのですが、書きたいことは全て小説の中に書きました。言い残すことはありません。
読者の方々に感謝。神に感謝。

現在は『失語の鳥』『使者と死者の迷宮』に続く外伝3作めの構想があります。ただ、本編『月ニ憑カレタ歌語リ』を完結させるのが先ですので、お見せできるのは年単位で後の話になります。本編に登場するクラリス・ヘス(毒蛇クララ)の孫娘が主人公の話となります。気長にお待ちいただけたら嬉しいです。

本編『月ニ憑カレタ歌語リ』ですが、年内の連載再開を努力目標に設定して執筆中です。体調最優先で続けていこうと思います。
小説はいいですね。コツコツと積み上げていけば、いつか終わる。

【追伸】
るるせさんへ。
活動報告にて推していただいてありがとうございます!!
私もるるせさんの『早退届』と『抹茶ラテの作法と実践』読んでますよ! 朝、出勤してから始業までの時間に読むことが多いのだ! 私はるるせさんを気にかけているのだ! 心と体を大事にして、一日六時間は寝てくださいのだ!

気付いてもらえるといいな、それでは!

2022年 10月14日 (金) 19:24|コメント(2)

ご無沙汰しております、成瀬川るるせです。『〈アースフィアの戦記外伝〉使者と死者の迷宮』完結、おめでとうございます!! 僕が思うに「世界はそれでも美しい」ということなのだと思います。美しいというのは不思議なもので、ある種、人間が営んでいるという意味合いにおいての社会、というものを越えた、大きな意味での〈世界〉というものが残酷であることや、例えば動物が子供を産んだりひとは必ず命が尽きるけどそれがいつだかわからない、と言ったような身近にあっても社会の外部で説明などを拒むかのようなある種の畏怖、超越論的なもの、もしかしたら神がいるということの一端に〈触れる〉ことへの法悦など、それらの人知を超えた理解を越えた理があるという事実自体が、世界は美しいということを証明することになっているのだ、と。僕はとよねさんが描こうとしているのは、その世界の美しさは普通の生活をしていても不意に触れてしまうことがあることの〈わからなさ〉と、そのわからなさに触れたときに〈感じるもの〉なのだ、と思います。それって、スピノザが「神に酔える哲学者」と呼ばれたことの由来と似ている。スピノザの汎神論は、わからないだけで世界は神に包まれていて、そこかしこに本当はその一端に触れる回路はあるのだ、という内容のことを書いていることに由来しているのです。それと、似ているなにかが、とよねさんの作品に感じる、ということです。楽しいとか楽しくないとか、そういう言葉より、圧倒されるという言葉が似合うし、「自分向けの作品としか言えない」ということはノーマライズよりパーソナライズであり、自分に向けて納得させたいことって、もしかしたら今、僕が書き連ねたことと、同じとは言いませんが、かなり近いのではないかな、と思っています。コメントってどのくらいの長さ書けるかわからないので、続きはまた、いずれ。
ふっふっふっ、活動報告、気付いちゃいました☆
補記:社会の外の世界、って書いてしまったのですが、僕が指すのは、宇宙の外側です。また、多元宇宙論とかインフレーション宇宙モデルを採用するひとがいたとしたら、さらにその全ての〈外側〉のことです。社会の外って書いちゃうアニミズムみたいですよね、すみません。この、神の領域としか言い様もないものを、西洋哲学では超越論と呼びます。でわでわ、蛇足でしたが、補記しました。