作品数18
総合評価数1,436
総合PV数213,258

作者ブックマーク

ファンレター

  • アニメで見てみたいです。

    「青銀の風」を読ませていただきました。 清潔感があって爽やかな文章を書かれる方だな、というのが第一印象です。加えてストーリー展開の面白さや、繊細な心理描写、美術に関する豊富な知識も存分に発揮されていて、いい作品だと思いました。 作品の世界観も分かりやすいので、ぜひアニメで見てみたいです。 そしてもうひとつ驚いたのは、ファンレターを寄せられている方々の存在です。どなたも的確で鋭い論評をされていて、読みごたえ十分でした。こうした文才も読解力も備えたファンの方がいらっしゃることも、また素晴ら ... 続きを見る

  • 予想外がすぎる

    九話まで拝読。 いやあ、毎度のことですが、こんな展開になるとは…… 前作の終盤、かなり過酷な戦況が続いたので、七、八話なんてどんな展開になるのかな、とソワソワしていましたが、光菓さんにも清那にも思わず、お見事!と声を上げたくなる戦術でしたね。 まさに“よくまあ、君はこんなことを思いつくな”という麗射の感想そのまんま、激しく同意です。 これで煉州軍も来年の春までは大人しくなるでしょうし、まだしばらくは穏やかな展開が続くのかな、麗射と清那の仲も……何て、ちょっと期待してしまいますが、光菓さん ... 続きを見る

  • 衝撃がすぎる

    待ちに待った続編、私事で遅ればせながらやっと読みはじめです。 現在三話まで拝読。 その世界観に没入しまくりだった前作からして、きっとこの続編も面白いことこの上ないのだろうと予想していましたが、予想に違わずやっぱり面白い。 ただ…… 一話目が衝撃的すぎて、それどころじゃない! 麗射、何やってんの!と読みながら叫んでしまいました(もちろん心の中で)。 ほんとびっくりしましたが、正直こういう展開も嫌いじゃないです(ニヤリ)。 何か、まんまと光菓さんの術中(タイトル通り「罠」?)にはまって ... 続きを見る

  • 戦の物語

    ここまでリアルに、そして面白く「戦」を描ける不二原さん、本当にすごいです‼ それまでに散りばめられてきた伏線が、第7話、第8話で見事に回収されていくのを読ませていただきながら「おお!」と思わず感嘆の声を上げてしまいました。 しかも、第9話の末尾から、不二原さんがいかに参考文献を読み込んでおられるのかがわかって、敬服しきりです! きちんとした科学的な資料に裏付けされているからこそ、奇想天外な戦略がリアルに、生き生きと描き出されるんですよね(*^^*) それにしても、「頼む、〇の神、〇の ... 続きを見る

  • 物語にどっぷり浸る喜び

    この作品の最大の魅力は、物語の世界にどっぷり浸る喜びを感じられるところだと思います。 こうした喜びは、長編ならではのものですよね! 登場人物に対する愛着もそうで、例えば玲斗は、以前は名前が出てくるだけで怒りがこみ上げるほどだったのに、今や「あ、玲斗出た!相変わらず口が悪いぞ!」と、思わずにやにやしてしまうという……(*^^*) それにしても、前にも書かせていただきましたが、「男たちの世界」を魅力的に描くことのできる不二原さんの筆力には感嘆しきりです。「彼の口は閉じた巾着袋のように皺が寄 ... 続きを見る

  • 第5話まで

    戦いを経た登場人物たちが清濁併せ吞み、次第に人間関係が変化した回(第3話 悪口仲間)は、なんとも愉快痛快でした。 しかも、あの二人がマッチングするとは!(笑) この物語自体が生きているんだなぁと実感しました。 それから拝読していて感じるのは、麗射が渋くなって男っぷりが上がったこと! 清那の目を通じた、月明かりの中の無精髭の描写(第5話 ぬくもり)がなんとも、「惚れてまうやろ」。 清那が理性を保ち、動揺を悟られまいとするのが、なんともいじらしくてドキドキ、読者の私もじれじれします。 ... 続きを見る

  • 第2話 扇状地

    この物語における食べ物や飲み物の描写、とてもおいしそうなんですよね……‼ 第1話に続き、第2話の冒頭、「しっかりと発酵させた茶色の葉のお茶」の描写——馥郁とした香りが私の鼻にも漂ってきました♪♪(*^^*) でも、清那が淹れてくれたそんなお茶を、よく味わえていないように見える麗射……。 今は戦士としての印象が強い麗射ですが、本質は芸術家。人一倍、生活の細部の美しさを味わえる人種であるはずなのに……。 こうしたさりげない描写からも、麗射の内部に蓄積した疲労がいかに重いか、いかに心を鈍ら ... 続きを見る

  • のっけから最高

    不二原さん、お久しぶりです!(≧▽≦) 2部の雰囲気、ちょっぴりアダルトでゴージャスでいいですね。冒頭で即、物語世界にどっぷりです。 そしてそしてそして……後半の問題シーン、「あれ?麗射変わってしまった!?」と目が釘付けに。描写も生々しくも美しいです。 なのに、ああ、ラスト、私と清那の情緒がぐちゃぐちゃに(笑)のっけからハートを鷲掴みにされてしまいました。 次回も楽しみにしています(#^^#)

  • 待ってましたの続編!

    不二原さん、『青銀の風』の続編、ずーっと待っておりました! しかも、第一話でいきなり物語の力に心を鷲づかみにされました(*^^*) 冒頭の私の推しの清那さまの優雅なお茶シーン、中国茶を思わせる繊細で深みのある描写がなんとも言えず魅力的です。 「このお茶を軽やかな足取りの〇〇から、意味ありげに扇を揺らす〇〇な〇〇に変える」……このセンテンスに痺れました! この後で紹介される麗射の味覚――そうそう、麗射って、こういう男だったよねえ……と懐かしく思い出しました(笑) でも、ある意味、 ... 続きを見る

  • とても優しくあたたかい

    とてもあたたかい、心に染み入るような作品ですね。 何度読み返しても、目頭がじわりと熱くなります。 とても短い作品ですが、高子さんとお母さんの思いが詰まっていて、とても充実した読後感を味わえました。 この作品を読めて幸せです。 これからも期待しています。 ありがとうございました。

  • 発想力!

    いや、すごいです。わくわくです。面白いです。 短いお話なのに、しっかりと冒険譚を書き切っていますね。 正直、私にはとても書けない。こんなにきっちりとまとめられない。 妖艶な奥様と茶道の話のはずが、宇宙に出た?恐竜?相容れないはずの要素同士がいつの間にかうまく繋がっていく…… とにかく発想力がすごいです! 驚きつつもどんどんお話に引き込まれてしまいました。 そして登場人物がみんなキャラが立っていて魅力的です。 主人公は作中、エロおやじ全開ですが、どこか憎めない。 次第にどことなくカ ... 続きを見る

  • 色気たっぷり剣戟シーン

    吾美と透炎の剣戟は、何ともセクシーでかっこいい! 乱鳳と正反対のキャラを配置しているのが良いですね。ハンサムと不細工と、どっちがいい男か。三角関係がいい味出しているように感じます。 そしてワカメ頭に向かって放たれる、吾美の怒鳴り声。空白をはさむところが、どことなく赤ちゃんの大泣きにも似ていて微笑ましかったです(笑)。 最後のオチも効いていました。海賊に内通云々は、なしになっちゃいましたね。 そしてお父さん、そこで「おすすめ」しちゃうんだ~。かえって愛が冷めなきゃいいけど(笑)。 第二章、 ... 続きを見る

  • 改めて2章を

    2章を改めて堪能しました。紺碧の波の楽しさは、身分上の上下関係はあっても、みんなが気持ちの上で対等で信頼しあっているからかなぁ、などと感じました。 命に直結する海の上、遠慮無くアイデアを出し合い、そして自分の持ち場を真摯に守り切る。絶体絶命でもフリーズせず考え抜く緊張感と、ふいに訪れる笑いの緩急が大好物です。 それから、も~乱鳳と吾美、つきあっちゃえよ~と思うけど、父親(吾光)から勧められると腰が引けますね(笑) 最後、政治的な話が絡むことで物語に重厚さが増しました。 「2章 了 ... 続きを見る

  • 二章完結、おめでとうございます!

    面白かったです~! 第28話は、吾美教官のかわいらしさ全開で、とっても素敵でした!(*^^*) 最後の透炎の捨て台詞からは、そう簡単にくたばる悪党じゃねーぞという大物感(?)がよく出ていて、次章への引きもばっちり!って感じですね^^ 腹黒カモメとか、ああいうしたたかなオッサンタイプ(でも娘には激甘)、キャラとして私は大好きです。 不二原さんご自身は、ラブストーリー的なものは苦手だと以前仰っていたと覚えているのですが、私はこの作品、ラブストーリーとしても楽しめました。「そこに、●は……」、 ... 続きを見る

  • 私も26話まで!

    おお~、すごい。半年前のうっすら記憶ではあるけど、大幅修正で格段にレベルアップしているのを感じます(笑)!! 海藻が出す息まで戦術に使うところ。小麦粉を武器にするところ。不二原さんの戦記物にはビックリするような仕掛けがいっぱいで、そこが大きな魅力になっているようにも感じます。これは理系の知識があればこそですね。 この作品は美人の女艦長が登場することもあって、戦い方がまるで疑似恋愛。激しい戦闘シーンでさえも、どこかに色気が漂っていますね。 続きも楽しみに読ませて頂きます。

  • 26話まで

    うわ!なるほど、そうきたか!!まったく予想もつかない作戦、そしてさり気なく語られる思い出話に驚きました。吾美ちゃんは可愛いし、ワカメ頭の由来も……(笑)ワカメ頭こと遅刻男は登場シーンが無くても存在感ありますね。 相変わらず見せ場だらけ。「なんで戦闘中に魔性全開しているんですかっ」がツボ。滑らかに輝く上半身を想像しちゃいましたよ。 不二原さんの作品は、思いがけない場所に一気に連れて行ってくれるから好き。しかもそれぞれキャラ立ちした愉快な仲間達と一緒に。 久々に味わう爽快感たっぷりなストーリー ... 続きを見る

  • はじめましてm(_ _)m

    凄い作品に出会いました! 私もいつか少年達の世界を書いてみたいと思っていましたが、コレ読んじゃうと書けないですね。 男の子ならではの冒険心とか友情、プライド、意地、上下関係……全てが凝縮された前半だけでも、とてもワクワクハラハラで楽しい物語でしたが、後半はもう……あまりの展開の素晴らしさに言葉を失いました。 ネタバレになるので書けないのですけど、最後のセリフに鳥肌が立ちました! ステキな物語をありがとうございます♪( ´▽`)

  • 待ってました!

    第26話まで拝読しました! いやあ~面白いです!! 結末を修正するために非公開になっていたこの作品、ついに復活!久しぶりに、ダイナミックな不二原さんの冒険小説を読ませていただける幸せをしみじみと感じてしまいました(*^^*) 吾美教官、乱鳳、志吹……懐かしい面々との再会に感激の嵐…(TT)しかーも!パワーアップしての復活という感じがひしひしと伝わってきました^^ 血沸き肉躍るストーリーの中で、吾美教官の「でも、一つ言っておくわ。この戦いの責任はすべて私にあるとね」などの言葉からは、リ ... 続きを見る

  • 温かな温度

    私事ですが、父親の看取りに消化不良感があったため、こういったテーマに向き合うことがちょっと辛くて感想を棚上げしていました。(でもこの作品はずっと心に引っかかっていました) 最近になって、満点の介護や看取りは存在しないだろう、後は遺族が各自気持ちの落としどころを見つけて、「時薬」に頼ればいい、と思うようになりまして……。 そして改めて拝読しました。作品から伝わってくる思いやり。主人公は自分の身代わりを作る思いやり、そしてそれに騙されてあげる母の思いやり。 深いラストでした。「手」を介して気持 ... 続きを見る

  • 感動しました

    「攻防編」読了しました。 これまでの冒険譚、青春物的な展開では、どんなに麗射たちが苦難に見舞われてもワクワクとした高揚感がありましたが、オアシス攻防戦が進むにつれて徐々に悲愴感が濃くなっていき、なかな好転しない展開にヤキモキしました。 これまでの作中、生き生きと躍動していた登場人物たちが肉体的にも精神的にもやつれ、追い込まれていく様子が読んでいて、ほんとに痛々しい。 いろんな思惑や感情が交錯する中、戦わなければならない悲哀、争いの凄惨さがヒシヒシと伝わってきました。 甘さの欠片もないよう ... 続きを見る