拙作「僧頭の鷲」タイトルは、クラシックＳＦ，もしくはマンガのパロディになっています。
　最近、ちょっと昔のＳＦを読みたいなあと思ってもなかなか手に入りません。あっても中古で高くなっていたり、ｋｉｎｄｌｅ版が無かったり。小さい頃そして青春期に私に読書の面白さを教えてくれたＳＦ達。彼らの存在でどんだけ私の生活が明るくなったか。どんなに辛い時も、本の中の架空の世界に逃げればいつだって心ときめく冒険が待っていました。残念ながらＳＦには旬があって、名作と言われる作品でも現代から読むと古くさく思えるものもあります（でもガジェットは古くなってもときめきは同じなのですが）、しかしまだまだ決して色あせないと思われるＳＦもたくさんあります。これから青春期を迎える方々にも是非、クラシックＳＦも手に取ってほしいものです。
　ああ、ＳＦ愛がとまりません。そしてねじれた愛で生まれているのが、このタイトルパロディです（笑）

第７話　戦闘妖精・雪風/神林長平　：（そのころは）異色であった戦闘機が主役のＳＦでした。冷たい鋼を思わせる読後感ですが、研ぎ澄まされたかっこよさに震えた覚えがあります。同じ作者が書いたとは思えない、猫が主役のはちゃめちゃＳＦも大好きでした。

第８話　伝道の書に捧げる薔薇/ロジャー・ゼラズニイ：この作者の短編集です。神話を元にした作品が多かった印象があります。この作者のものとしてはマイナーかも知れませんが「地獄に堕ちた者ディルヴィシュ」が私の一番のお気に入りです。相棒の馬との会話が面白いの！！

第９話　虎よ、虎よ!/アルフレッド・ベスター：超有名なＳＦ、顔に刺青をされた男の復讐譚です。

　今後はとってもマイナーなＳＦタイトルのパロディも出てきます。埋もれつつあるＳＦに少しでも興味を持っていただけるとうれしいです。

2021年 01月29日 (金) 23:41｜コメント（0）